F16戦闘機ようやくウクライナに、西側当局者は厳しい見方
www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-07-12/SGIGMET0G1KW00

ウクライナが手にするF16は20数機か、望まれた300機に程遠い

言語や滑走路、部品の問題を当局者は指摘-駐機地が狙われる恐れも

対ロシアでF16が「奇跡を起こすと期待するべきではない」
と、新アメリカ安全保障センター(CNAS)のシニアフェロー、ジム・タウンゼント氏はくぎを刺した。
また、「空軍基地は大きな打撃が見込める絶好の標的だ。
いくつかについてロシアは既に攻撃しており、新たにやって来るF16に実世界への歓迎を見舞おうとするだろう」
と、その弱点を指摘した。

NATO高官は計画当局者の頭に重くのしかかっている問題を3つ挙げた。
まず、偵察や戦闘など役割に応じて機体の設定を修正する必要がある。
第2に、ウクライナにはF16に必要な質が高く長い滑走路や、ロシアの攻撃から保護できる格納庫が多くない。
  3つ目の問題は、メンテナンスに必要な予備部品やエンジニアの確保などF16の後方支援が複雑なことだ。

別のNATO当局者は、通常なら3-4年かかることをウクライナは数カ月で成し遂げようとしていると述べた。

  F16を製造するロッキード・マーチンの広報担当者は電子メールで、メンテナンスや部品をどのように調整するかにはコメントせず、
「われわれはウクライナでの戦争について米政府の対応を引き続き支援する」と回答した。