前スレの「回転整合」について

艦隊の各艦が推進軸の回転数を測定して統一行動できるようにするのは事実だな
戦史叢書49巻465ページに明記してあるので

しかし、戦史叢書にあるのは第一次ソロモン海戦で第八艦隊の鳥海、第一艦隊の第6戦隊などをかき集めて急遽出撃したため、三川艦隊は「回転整合」すらやったことがなかったという記述

つまり第一次ソロモン海戦では回転整合を「やらなかった」ことが書かれているだけで、回転整合を「やる場合」の手順、タイミング、頻度、などについて詳しい説明は無い

回転整合は艦隊は出撃前に必ずやるものだ、例えば第一次ソロモンではこんな基本を省いたと解説する艦これサイトみたいなのが複数ヒットする
これらは回転整合とはこういうものだと一般論を言っているようでいて、実は回転整合をやらなかったとしか書いていない戦史叢書の内容を一歩も出ていない
または、戦史叢書は、艦隊は出撃前にスクリュー回転数を「測定する」と書いているのみだが、測定だけでなく「整合する」「調整する」「一致させる」とか解説サイトは付け加えてえる
各艦のタービン回転数をどうやって一致させるの?出撃のたびにやるの?旗艦が沈没したり被雷したらどうするの?と次々に疑問が出てくるのは当然

第一次ソロモンの第6戦隊は古鷹型2青葉型2からなるが、ウェーク島やラバウル攻略、珊瑚海などで一緒に行動してきたし、サボ島沖夜戦にも出撃する(加古は沈んでる)
第6戦隊の4隻は、ウェーク島に行く前に回転整合やったのか、ラバウルに行く時は改めてやったのか、第一次ソロモンでは鳥海を入れて改めて回転整合が必要だったというが水雷戦隊も入れてやるのか、サボ島沖夜戦でも改めてやるのか、戦史叢書では「回転整合さえ実施したことのない烏合の衆」と書かれてるが「実施したことのある」場合たとえば行動歴が豊富な第6戦隊だけなら第一次ソロモンでは不要だったのか、第二次ソロモンで陸奥は置いていかれたが前進部隊は事前に回転整合やったのかなど、疑問は次々と湧いてくる

どうしても第一次ソロモンの戦史叢書49巻を超えたレベルの解説が必要になる