「日本のアニメーター」が中国や韓国に引き抜かれている…意外に知られていない「縦読み漫画」の最新事情
現代ビジネス 9/20(金) 7:00配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/afc205f360fe4ebd684e8e2ba899b8c0eac584c8?page=41
(前略)
「ウェブトゥーンってどっちかっていうと、アニメの劣化版です。
アニメの作り方をもっと手抜きしたものですね。 だから作り方はまるで違うんです。
韓国のウェブトゥーンだと最初にキャラクターデザインをします。キャラクターデザインをするときに3Dモデルを一緒に作ります」

ウェブトゥーンは漫画のようなコマ割りがない(縦スクロールなので、四コマ漫画が延々と伸びて60コマ漫画になるようなイメージだ)ので、
ネームにエネルギーを使わない。 あらすじができた段階でキャラクターや舞台をすべて3Dモデルで作る。
同時並行でシナリオを作り、それをコマに割り振っていく。 これがネームになるが、コマのサイズは同じなので、アニメの絵コンテに近い。

「ウェブトゥーンでは、ネームに合わせて背景を3Dではめ込みます。 ロケ地みたいなものです。
その後、さっきキャラクターの3Dモデルをそこに合わせます」

この作り方は、ほぼ3Dアニメだ。違うのは動画ではなく静止画だということ。 作り方が違うとギャランティの考え方も変わってくる。
日本の漫画の場合、掲載期間が長く、読者の人気が高くなればそれだけ1本あたりのギャラは増える、単行本も出て売れる。
つまり人気が出て連載が長くなれば、それだけ儲かるようになるわけだ。 ウェブトゥーンの場合はどうか?

「最初に3Dモデルと背景を作るので、ようは素材を全部作り置きをする。 なので、最初が一番高い。 そして連載が続けば続くほど製作費は安くなります」

日本の漫画とは真逆の構造である。(後略)