朝鮮国連軍地位協定
平成28年7月27日
1 沿革
(1)朝鮮国連軍は,1950年6月25日の朝鮮戦争の勃発に伴い,
  同月27日の国連安保理決議第83号及び7月7日の同決議第84号に基づき,
  「武力攻撃を撃退し,かつ,この地域における国際の平和と安全を回復する」ことを目的として7月に創設された。
  また,同月,朝鮮国連軍司令部が東京に設立された。
(2)1953年7月の休戦協定成立を経た後,1957年7月に朝鮮国連軍司令部がソウルに移されたことに伴い,
  我が国に朝鮮国連軍後方司令部が設立された(当初キャンプ座間に置かれたが,
  2007年11月に横田飛行場に移転した。)。
(3)現在,在韓朝鮮国連軍は,朝鮮国連軍司令部本体と同司令部に配属されている軍事要員からなっており,
  在韓米軍司令官ブルックス陸軍大将が朝鮮国連軍司令官を兼ねている。
(4)横田飛行場に所在する朝鮮国連軍後方司令部には,ジャンセン司令官(豪空軍大佐)他3名が常駐しているほか,
  8か国(豪,英,加,仏,トルコ,ニュージーランド,フィリピン,タイ)の駐在武官が
  朝鮮国連軍連絡将校として在京各国大使館に常駐している。