>>163
とある離島から江戸を訪れた坊主
「私は島からきた!火を噴き全てを踏み潰す大きなトカゲがいずれ来る!」と市中を騒がす。
町方に捕らえられ、「市中を騒がせしこと不届き至極」ということで江戸払いとなったのであった。
だがしかし、瓦版屋は面白おかしく吹聴してまわり、
見世物小屋では「オオトカゲの爪」などの怪しげな展示でにわかに火吹きトカゲブームが起こるのであった。
同じくその頃、迎えに行った流人船や御用船が戻ってこないといったトラブルが立て続けに起こり、幕府は不審を抱く。
調査のために伊豆の港へ派遣された目付の見たものとは…