NGAD(見直し前)がどういう飛行機だったかについて。

こいつは「空中コマンドポスト機」という性格の、自前のセンサや武装が極めて貧弱な代物だったという説がある。
説によると作戦は無人機によるレーダー発振や、他所から撃たれるミサイルに依存する構想だったらしい。

NGADはグアムから飛んで大陸で作戦をするような超高速・長距離の機体だという話は各所の識者が推測するところである。
となると、無人機やミサイルの方もNGADのスピード・レンジに合わせる必要があり、必然的にNGAD専用品ということになる。
これでは雪だるま式にシステムのコストが膨らむ。

一般に想像されるような「第6世代の最強戦闘機」がF-35の3倍に収まっているに関わらずで「高すぎる」のは奇妙に感じられるが、
「普通の戦闘機」ではなくて「スタンドアローンでは何もできない機体」と仮定するとそれなりに筋は通る。

海軍のLCSとズムウォルトのだめなところ取りみたいなオチだ。(推測だけど)