それにしても戦前の日本の商船建造実績と戦後のそれを比較すると、文字通りケタ違いとしか言いようが無い。

1937年の商船建造実績が約42万トンで、太平洋戦争開戦直前の1941年は軍艦の建造にリソースを食われて約24万トン。

そして戦時標準船の大量建造が軌道に乗った1944年には約173万トンまで増大するも、翌1945年には日本は敗北。

開戦時にはおよそ600万トンを有していた日本商船隊も、終戦時にはその殆どを喪失していました。

それから1970年代には日本の造船業は一躍世界一位のシェアを獲得し、年間2千万トン近い建造実績を達成。

その後90年代以降は韓国中国にシェアを食われ、2010年代には世界三位となりますが、それでも年間1千万トン前後の
建造実績を有し、十万トンや数十万トン級の超大型船も毎年数十隻は建造しているから、戦前の造船技師がそれを見たら
腰を抜かす事請け合いでしょう。

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