>>764
ヴァージニア級の前に設計建造されたインディアナ級では主砲12インチ砲は前後2基の連装砲塔に計4門で副砲8インチ砲は両舷前後に連装砲塔4基という前弩級の典型的な配置だけど、片舷射撃では副砲は4門しか撃てずに実際には射界も限定されるという問題があった
ヴァージニア級では主砲塔上に8インチ連装砲塔を配置すれば左右両舷に撃てるので舷側の副砲塔両舷各1基と合わせれば設計上は片舷に6門撃てる
また設計当初は装薬に褐色火薬を使用していたので排煙などで主砲再射撃には3分くらいかかり、その間に射撃速度の速9インチい副砲が撃ちまくることで敵艦の反撃を阻止することが期待されていた
そのためだろうけど設計検討段階では両舷副砲塔案と親子砲塔案双方が検討されたが、圧倒的に親子砲答案の方が支持が多かった為こちらが採用された

ただ実際に就役してみると装薬には無煙火薬が使われるようになり、主砲の射撃速度が向上したために副砲塔がバカスカ撃ちまくると排煙と熱でかえってその邪魔になってしまった
砲塔の設計も一体化したりそれなりに改良されてるので今度はうまくいくって思われたんだろう