>>314
日本陸軍では師団はもともと歩兵連隊4個を基幹とする4単位制で、2個連隊からなる旅団2個+砲兵連隊・騎兵連隊・その他支援部隊という編成になっていた
日中戦争が始まると、小規模な敵との師団は図体がでかすぎるので師団から部隊を抽出して混成旅団を臨時編成することがあったが、やがて数個の歩兵大隊や砲兵、工兵部隊からなるミニ師団的な独立混成旅団が治安維持その他の目的で編成されるようになった
「独立」というのは師団に属していないという意味

そして師団も日中戦争の激化や国際情勢の変化で大量に新設する必要が出てくると4単位師団では大きすぎるので、昭和12年になると3個連隊からなる1個歩兵団を基幹とする3単位師団が編成されるようになった
従来の4単位師団はそのままだったので、太平洋戦争の時期には3単位師団と4単位師団が混在することになった