体積がでかくなって問題になるのは相対的に表面積が小さくなることだが
金属冷却だからそのあたりはある程度無視できるか熱設計でなんとでもなる
熱が増加すれば、CO2タービンの出力が上昇し発電量は増加する。

ターボエレクトリックつまり原子力発電・電気モーター推進には古くはリュビ級があるが
発電機は交流だが、推進用モーターは直流でバッテリーも直流であった。
推進用モーターが直流なのは交流では発電量を変えないとモーターの回転数を変えられなかったからである。
サイリスタと呼ばれる整流器で交流を直流に変換してモータを駆動していた。

そうりゅうでは直流発電機でバッテリーに充電し、IGBTによるスイッチングで三相交流を作って
三相交流モーターを駆動している。IGBTにより回転数やトルクなどの出力制御も可能で
この部分はプリウスやN700系新幹線と同じである。

マイクロ炉潜水艦では、直流発電してバッテリーに充電しながらIGBTインバータ経由で三相モータを駆動する
電力ロスは最小であり、トランスミッションを介したギアードタービンのような機械ロスも無いし
出力制御も細かくできる。