イラン要人はなぜ殺害されたか イスラエル特務機関モサドが浸透、数年かけて居場所特定
産経新聞 6/14(土) 8:46配信
(前略)
イランでは2020年にも首都テヘラン近郊で著名な核科学者が遠隔操作の機関銃で射殺され、イランはイスラエルによる暗殺だとして非難していた。

一方、イスラエル政府は13日、イラン国内で工作員がミサイルの発射を準備し、イラン側のミサイル発射施設を破壊しているとする動画を公開した。
イスラエルが軍事作戦を公表するのは極めて異例。
当局者はモサドの諜報能力の高さを示し、イラン指導部の報復への意欲を奪うのが目的だと語った。

イスラエルのメディアによると、モサドなどは3つの方法でイランの攻撃・防衛システムを無力化した。

事前にイラン国内に搬送した誘導ミサイル兵器を遠隔操作し、イランのミサイル発射施設を破壊。
精密兵器を搭載した車両もイランに運び込み、防空システムを破壊して戦闘機による攻撃実施を容易にした。
さらに、テヘラン近郊に「無人機(ドローン)の発射基地」を設置し、軍事基地の地対地ミサイル発射施設を自爆型無人機で攻撃した。

イスラエル当局者は
「思考面のブレークスルー(突破)や大胆な計画策定、特殊部隊や工作員のイラン国内への潜入」などが必要だったと作戦を振り返った。
https://news.yahoo.co.jp/articles/3e1c42e75dae61a1cdbd8c51dcea63d0b9dce094

イラン軍の防空ミサイルや関連施設は空爆だけで叩かれたのではなく、事前に浸透していたモサドやイスラエル特殊部隊による破壊工作で
地上からも一斉に叩かれた事で、イラン軍の防空体制は一夜にしてズタボロにされたそうだ。

それにしても特殊工作員が敵国深く潜入し、秘かに設置した自爆ドローンや遠隔操作の誘導兵器で一斉攻撃とか、先のウクライナ軍の
クモの巣作戦を彷彿とさせる。

それにこんな作戦はイラン国内に現地協力者を確保していないと、そもそも実行困難でしょうしね。