【欧州の決定は外交努力に真っ向から対立】

ウクライナに対し、ミサイル攻撃の距離制限を撤廃するという欧州数カ国の決定はロシア領域に対して潜在的危険をもたらし、和平の試みに真っ向から対立する。露大統領府のドミトリー・ペスコフ公式報道官は記者会見で注意を喚起した。

「このような決定が本当にありうるのであれば、これは政治的な調整を行おうとしている我々の姿勢に、今、和平の枠内で行われている尽力に真っ向から対立する」

メルツ独首相はこれより前、ウクライナが独製の武器を用いてロシア領内へ行う攻撃の距離の制限をドイツは完全に撤廃すると発表した。メルツ首相は英仏も同様の決定をとったことを明らかにしている。