中国「中東の沼にハマった米国、東方に資源投入できないだろう」
中央日報日本語版 6/23(月) 15:36配信

中国はイラン核施設を爆撃した米国が中東に足を取られて中国を本格的に牽制できないだろうとした。
官営新華社傘下のSNS「牛弾琴」は22日と23日、相次いで論評を出して「イランの報復と中東の混乱で米国は中東から撤退して東方の大国
(中国を称する)に応対するという計画を延期せざるをえなくなる」と展望した。
人民日報と中国中央テレビは、核施設の事前撤退によって被害が小さかったというイランメディアの主張をそのまま伝えた。

牛弾琴は22日、イランへの爆撃が中国にとって3つの面で肯定的だと指摘した。
第一に、米国は結局退場することになるだろうとし、「宣戦布告もなく戦争を始めて勝利を語るが、主権国家に対する公然とした侵略」と強調した。
第二に、イラン政権の最終運命とは関係なく、混乱の衝撃波は中東全域に拡大するだろうとし、過去のリビア・イラク・シリアの事例に言及した。
第三に、イランの報復と中東の混乱によって米国の長年の念願である中東撤退と「東方の大国」に対応する計画は延期になったと強調した。

牛弾琴は23日には米国の失敗の可能性を浮き彫りにした。(後略)
https://news.yahoo.co.jp/articles/5d579e19c967638c0cad7b4a21656e2c871b6fde

確かにイスラエルと米国トランプ政権がイランに対して行った一連の軍事行動が、イランの体制転換や核兵器開発放棄と言った戦略目標を
達成できる保証はないし、中途半端な所で攻撃を止めても、数年後にまた核施設やミサイル設備を再建してしまえば元の木阿弥です。

とは言え現状でもイランの防空システムと空軍はほぼ無力化されたし、強大な弾道ミサイル攻撃部隊もTELや製造工場もろとも叩かれ続けて
急速に弱体化し、軍の高官多数も討ち取られました。

これほどの被害を受けると優先度の高い分野でも再建には優に数年、低い分野なら10年以上はかかりそうであり、今後再びイスラエルや米軍が
イランに大規模攻撃を行ったとしても、それを阻む力の大半は失われたままでしょう。

それにイランの核武装など周辺国にとっては百害あって一利も無いのだから、今更イランの側に付いて戦う国など中東ではほぼありません。