原子爆弾の熱線(赤外線・可視光線・紫外線)による熱エネルギーは、爆心地からの距離に応じて急速に減衰します。
これは主に距離の二乗に反比例する法則に従いますが、それに加えて空気による吸収・散乱や地形・建物の遮蔽など複雑な要因も影響します。
距離(爆心地から) 熱線による表面温度・被害
約0.2 km 約3,000〜4,000℃:即死・炭化
約0.5 km 数百〜1,000℃以上:重度熱傷、衣服発火
約1.0 km 数百℃未満:重度熱傷
約1.5 km 熱傷・軽度の火災
約2.0 km 日焼け程度の皮膚損傷ありうる
約3.0 km〜 熱線による被害はほぼなし