最近撃墜されたロシアの「シャヘド」の中には、Ы30000という番号の「記念機」がありました。
シリアルナンバーの「Ы」は、タタールスタン共和国の「アラブズ」で製造されたことを意味し、いわゆる「ゲラン2」のことです。

(抜粋)ディフェンス・エクスプレスは独自の情報源から残骸の写真を入手しました。
写真にはシリアル番号に加えて「S3VK」という追加の刻印が見られます。この追加の刻印は、衛星航法システムの識別情報として機能しています。このケースでは、撃墜された「シャヘディ」には12チャンネルの「コメータM」が搭載されていました。これは現在ロシアで最も妨害電波に強いソリューションです。

また、時系列的に整理すると、敵は概ね2023年7月から「Ы」のインデックスが付いた「シャヘダ」を使い始めたと言えるでしょう。そして2024年2月には、2,600以上の(シリアル)ナンバーが記録されました。そして、2024年12月20日に……確認されたナンバーは「Ы11934」でした。

つまり、2023年上半期には「Ы」シリーズが合計約2500機、2024年通年では最大1万機、2025年の7ヶ月間では1万8000機が生産されたことになります。つまり、「シャヒード」の生産が実に急速に増加しているということです。
そして、これは繰り返しになりますが、(シャヘドの種類は)「Ы」マークの付いた1種類のみに過ぎません。
://defence-ua.com/army_and_war/serijni_nomeri_shahediv_perevalili_za_30_tisjach_a_12_tisjachnij_buv_u_grudni_2024_roku_foto-19514.html

シャヘドもといゲランの生産数や識別記号などに関する記事。識別記号別の製造拠点情報などはソース参照
シリアルナンバーが完全に通し番号なら、タタールスタンでのシャヘド生産能力は年産3万機を超えるスピードまで加速してる計算になる。普通にヤバい
https://i.imgur.com/qEN5ZZy.jpeg