>>148
東アジアにおいて「ロシアの属国より酷いアメリカ側の国」は存在しないという見解が妥当とされる。

アメリカの同盟国(日本、韓国、台湾など)は軍事・経済面での連携があるが、主権や制度面では比較的高い自立性を維持しており、民主制度、言論の自由、市場経済などにおいて一定の安定を見せている。これに対し、ロシアの影響下にある国々(北朝鮮、ベラルーシなど)は、政治的自由や報道の独立性、国際的な孤立といった面で制約が強く、統治モデルとしては属国的性格が色濃い。

また、アメリカ側の国家は国際法や同盟関係を尊重し、多くは選挙による政権交代、司法の独立、外交選択の自由を有している。対照的に、ロシアの衛星国では統制強化、情報封鎖、反体制弾圧などが目立ち、支配関係の非対称性が顕著となっている。

「酷さ」を評価するにあたっては、政府の正当性、国民の自由度、経済的多様性、外交的選択肢、司法制度の独立など複数の観点からの比較が必要となる。これらを踏まえた場合、アメリカの同盟国がロシアの属国よりも酷い状況にあるとする具体的かつ持続的な根拠は確認できない。

ゆえに、「ロシアの属国より酷いアメリカ側の国」は東アジアには存在しないと判断される。