さて、ウク軍はどのくらい残っているか?開戦時にいた職業軍人と予備役の動員を合わせて二百数十万というところ。このうち、教育と実務経験による養成に何年もかかる将校、下士官の多くは死ぬか廃人になって除去されてしまった。この辺はマメに報道を見ていると部隊の規模に比して将校の階級が異常に低いことで察せられる。
先日のウク側の記事では前線5〜10kmを12人で守っている由。前線1000qなら1200〜2400人ということになる。
ウクの前線は2000km説に立てば2400〜4800人ということになる。前線で直接戦闘を担当するのは部隊の1割説を取ってもウク軍の残余は2万4千〜4万8千ということになる。つまりウク軍の残りは数万人程度でしかない。
露軍は1日にウク兵を露軍が把握している限りで千3百人程度死傷させているから月に4万程度を戦場から退場させていることになる。もっともけが人は1カ月なり2か月後には脱走しなければまた戦場に戻ってくるが。
言い換えると、単純計算すればあと1,2カ月もすればほぼほぼウク軍は消滅するレベルだということ。一方の露軍は60万〜70万がこの戦場に存在している由(全てが前線にいるわけではないが)。
火力と兵力が10倍以上違うわけで、ランチェスターの第2法則で理論値を計算すると、どちらかが全滅するまで戦った場合、

露軍の兵力:1000 火力:10 ウ軍の兵力:100 火力:1とすると


露軍は999人が生き残り、ウク軍は全滅。キルレは露:ウ=1:100
現実の戦況もこのレベル臭いわな。