米空軍のC-5、C-17の飛行期間延長計画が懸念を呼ぶ
https://www.defenseone.com/defense-systems/2025/11/usaf-plan-fly-c-5-c-17s-even-longer-elicits-concern/409805/
米空軍はC-5ギャラクシーおよびC-17グローブマスターを、従来計画よりも長期間運用する方針へ転換した。
理由は、次世代輸送機 NGAL(Next-Generation Airlift) の開発遅延に備えるため。
運用予定寿命は、C-5は2045年、C-17は2075年まで延命。
NGALの量産は2038年以降、IOC(初期運用能力)は2041年頃とされ、かなり後ろ倒しの想定。
空軍のメモによれば、調達遅延、予算不確実性、技術的リスクへの「ヘッジ」として、現行機のMTC(軍用型式証明)を延長し、完全な後継機が揃うまでC-5M/C-17Aを維持する必要があると説明。
導入が進むと、新しいNGALが1機入るごとにC-5を1機退役させ、その後C-17も同様という置換方式。
元空輸部隊幹部らの懸念
マイク・ミニハン(前AMC司令官)
延命による問題解決は難しいと批判。
「攻撃部隊は第5・6世代なのに、輸送機・給油機は第2世代のまま」という戦力バランス崩壊(equilibrium)を強く懸念。
C-5売却→民間運用→必要時チャーター案を依然として支持。
整備・稼働率の深刻さ
C-5は2024年のMC(ミッション可能)率は48%で、整備・部品不足。900日もドック入りする機体あり、空軍は「Drive to 55」キャンペーンで55%まで回復を目指す状況
C-17はMC率75%と比較的良好だが事故が多い。過去4年間でクラスA(最悪レベル)事故が21件。“重用される軍用機の中で最も事故の多い部類”
ジェシカ・ラッテンバー(元C-5/C-17担当PM)
延命は予想通りだが「維持コストは非常に高い」と指摘。どちらも「祖父の世代のジェット」であり、近代化維持の負担は膨らむ。
NGALスケジュールは、応札締切は約2か月以内。AoA(代替案分析)は2027年実施予定。
2038年量産開始というのは、計画に遅れが出ればさらにズレ込む可能性が高い。
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