ドイツの改良型タウルスミサイル、アメリカ製ではなく日本製のエンジンを搭載か
https://militarnyi.com/en/news/updated-german-taurus-missiles-may-receive-japanese-engines-instead-of-american-ones/
日本の川崎重工業は、トーラス巡航ミサイル用の高性能エンジンの開発に向け、欧州の防衛企業MBDAと交渉中である。これはロイターが独自の情報源を引用して報じた。
同通信社の情報筋によると、日本の請負業者は、2025年5月に東京で開催された防衛展示会の傍らで、タウルス巡航ミサイル用の高性能エンジンを開発するための覚書に署名した。しかし、問題の繊細さを理由に、両社は協力を発表することを望まなかった。
ロイター通信の情報筋によると、MBDA社が日本企業に目を向けたのは、より軽量で効率的なエンジンを開発できる能力があると判断したためだという。現在、このロケットにはアメリカのウィリアムズ・インターナショナル社製のエンジンが使用されている。
川崎重工は現在、日本軍向けに開発中の長距離対艦ミサイルを推進する新型小型ターボファンエンジンの試験を行っていることが分かっている。
同通信社によると、日本のパートナーの関与は、 これらの巡航ミサイルのウクライナへの移転を さらに複雑にする可能性がある。日本は紛争国への武器の移転を禁止している。
同時に、日本は近年、平和主義からの幅広い転換の一環として、武器輸出規則にいくつかの例外を設けている。
2023年には規則が改正され、 日本でライセンス生産されたパトリオットミサイルを 米国に輸出することが可能になった。この改正により、第三国への再輸出は日本の承認が必要となり、米国は自国の備蓄ミサイルからウクライナへ追加輸送し、日本製ミサイルで補完することが可能となった。
さらに日本は、英国、イタリアと共同開発中の第6世代GCAP戦闘機の将来的な輸出を認めた。