>>486
ドイツとフランスはFCASを縮小し、戦闘機の共同開発を諦め、「コンバットクラウド」だけを共同開発する案を検討している。
原因は、ダッソーとエアバスの深刻な対立(設計権限、分担、サプライヤー選定など)で、もはや信頼関係が崩壊しているため。

なぜ戦闘機部分を捨ててクラウドに集中する案が浮上しているかというと、クラウド(AIベースの指揮統制・情報共有システム)は、欧州の空軍戦力全体をつなぐ基盤であり、将来的には複数の機体で共用できるため。
「戦闘機は複数でもいいが、クラウドは一つにしたい」という発想がある。

フランスのダッソーは「自前で作れる」と強硬。核抑止の後継戦闘機の遅延を非常に懸念。
ドイツは防衛予算が拡大している今、「フランスに振り回されるくらいなら英・スウェーデンと組む案も検討」という姿勢。
互いに「相手が約束を破っている」と非難し合っており、解決不能に近いとの評価。

年内にデモ機開発の決定が必要だが、間に合わないと見る関係者が多い。もし「戦闘機部分」破棄の方向なら、
FCASはクラウド中心の共同事業として存続、仏はダッソー主導で単独に近い次世代機開発へ、 独は英日伊のGCAPに接近する可能性、などといった再編が起こり得る。

もはや「政治の意思」で企業の争いを押し切るのが困難。欧州防衛協力の象徴だった計画がほぼ崩壊寸前。
ただし「欧州版コンバットクラウド」だけは、米国依存を避けたいEU諸国の利害が一致しており、そこだけは維持される可能性が高い。