>>787
話はそこまで単純じゃない
コンタークト1のような第一世代ERAにも強みがあって・・・

・「軽い」
 例えば第二世代のコンタークト5と比べると、フル装備時の重量が1〜2トン軽くなる
 たかが1〜2トンと笑うなかれ、馬力の弱い車両ほどこの差は効いてくる、特にウクライナの泥海では

・「装甲が弱い部分にも貼れる」
 新しいERAは反応爆発も強烈で、旧式戦車の上面に貼る際などは下に薄い追加装甲板を敷いていることはあまり知られていない
 軽装甲のAPCなどに重ERAが用いられない理由である

・「安くて早い」
 その単純な構造ゆえにコストも安く大量生産が容易である
 消耗戦における消耗品にとって絶大な強みである

あとウクライナの戦場が当初思われていたようなものとは違っていたことも大きい
・敵戦車との遭遇頻度が低いため高速徹甲弾への対応はあまり重要ではなかった
・タンデムHEAT弾への対応も、ATGMが猛威を振るった戦争序盤こそ意味があったが
 PG-7VLを抱えたドローンがATGMにとって代わると、あまり重要ではなくなった
 (タンデム弾頭のPG-7VRを積むドローンはまだ見たことがない、何が問題なのかは知らないが)
 ならば「軽い安い早い」コンタークト1でも十分じゃないかって話にもなるだろう