米特使:「和平合意は残り10メートル」、だがドネツクとザポリージャの原子力発電所は依然として難題
https://euromaidanpress.com/2025/12/07/kellogg-says-ukraine-peace-talks-in-final-stretch/
数週間にわたる激しい協議を経ても、領土紛争と占領下の原子力発電所の地位は未解決のままである。

ウクライナ担当米国特別代表キース・ケロッグ氏は、ロシアとの戦争終結に向けた和平合意に向けた努力は「最終段階にある」と述べ、交渉は過去2年間で最も緊密になっていると主張した。ケロッグ氏は12月6日、 レーガン国防フォーラム でこの発言を行った。
ここ数週間、米国、ウクライナ、ロシアによる協議は活発化しているものの、進展は一様ではない。最も困難な問題は依然として領土譲歩とウクライナに対する西側諸国の安全保障保証である。
両国とも以前の協議を延期しており、交渉担当者はどちらの側もまだ受け入れ可能な条件を見出せていないことを示唆している。ドネツク州とザポリージャ原子力発電所が主な障害として挙げられる
ケロッグ氏は、現状を困難な軍事進撃の「最後の10メートル」に例え、残された問題が最も困難だと述べた。彼は、ドネツク州の一部をめぐる争いと、ロシア占領下のザポリージャ原子力発電所の地位をめぐる争いが主な障害であると指摘した。
ケロッグ氏は、合意に至る可能性のある他の要素はより容易に解決できると述べたものの、戦争の規模と終結の必要性を強調した。ケロッグ氏は、協議に関与する米国特使らが最近述べた、進展は見られるものの完全ではないという発言を繰り返した。