トランプ政権、台湾に過去最大の武器売却 ウクライナ抗戦で威力のジャベリンやハイマース


【ワシントン=坂本一之、台北=西見由章】トランプ米政権は17日、台湾に対する総額111億ドル
(約1兆7千億円)の武器売却を承認し、議会に通知したと発表した。ウクライナ軍によるロシアへの
抗戦で威力を発揮した対戦車ミサイル「ジャベリン」や、高機動ロケット砲システム「ハイマース」が
含まれる。ロイター通信は、台湾に対する1度の売却額としては過去最大だと報じた。
台湾の総統府報道官は18日、「心からの感謝」を表明した。
1月に発足した第2次政権下で台湾への武器売却承認は2回目。1回目は11月で、
F16戦闘機やC130輸送機の部品など3億3千万ドルを承認したが、今回は規模を大幅に拡大させた。
トランプ大統領は意欲を示していた中国の習近平国家主席との対面会談を10月末に
実現させた。中国の反発が予想される台湾への武器売却を会談後になって承認している形だ。
トランプ政権は今回の売却承認に関し、「台湾の安全保障の向上に寄与し、
地域の政治的安定や軍事的均衡、経済発展」につながると指摘。「地域の基本的な軍事バランスを
変えるものではない」と説明した。

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