>>245
前スレでもウリが引用していたこの記事の事だよなぁ

「世界に中国製品は売っても、買うものは何もない」…中国経済界の思い込みが起こす世界経済の縮小、保護主義の大きな問題点
Wedge(ウェッジ) 12/17(水) 5:00配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/4b8ded318c697a88b14319dd61e44808c58edfbd

「安い原材料を大量に仕入れ、国内の大規模工場で製品に加工して高い付加価値を付けて売る」
というのは加工貿易国家の基本路線ですが、それを徹底的にエスカレートし、金に物を言わせて世界的なシェアを次々寡占し、
多くの主要品目の製造を一手に握る事で暴利を貪り巨額の貿易黒字を恣にする・・ 

とは典型的な19世紀型帝国主義重商主義路線と言う奴です。
実際にはよほどの資金力と桁違いの技術競争力が無い限りは、あらゆる分野で世界シェアを独占なんて訳には行かないし、
仮に実現できたとしても競合国との激しい貿易摩擦(更には国際紛争)を引き起こすし、そもそもそんな寡占体制は永続しません。

19世紀に「世界の工場」と謳われた大英帝国にしても、20世紀初頭には工業生産力で米国に抜かれているし、1945年8月に
第二次大戦が終わった時点で、世界の主要国の内で唯一本土が無傷で文字通り世界の工場と化し世界のGDPの過半を
ただ一国で占めた米国にしても、その圧倒的な支配的地位は早くも1960年代には日独を始めとする後発国の追い上げにより、
急速に揺らいでいったのだから。

そして21世紀初頭に新たな「世界の工場」の地位を奪い取った中国にしても、早くも2020年代には急速過ぎた繁栄と巨大な
不動産バブルのツケの支払期限が容赦なく迫っていますが。