そもそも音楽のPCMデータはデータのまま再生されるわけないしね
データは拡大され変換され電流となりヘッドホンまで届くわけでね
だから元々が44100Hz/16bit程度のデータであっても、小さなデータを元に非常に高い倍率までデータを拡大した上でD/Aするので、
拡大された状態の波形を正確に鳴らす為には本来は非常に高いダイナミックレンジの性能がヘッドホンには必要になる

そのPCMデータに掛けられるオーバーサンプリングやデジタルフィルターなどの処理は、
以前>>48-50や、
http://mevius.5ch.net/test/read.cgi/av/1652958299/416
この辺りの書き込みなどでも映像に例えて説明した事があるわな

性能が低く解像感だけが高いヘッドホンでは補完処理されたデータ内の細かい領域まで鳴らし分ける能力がないので、
逆に品質の悪いデータの音や、性能の低いヘッドホンの音をむしろ良く感じてしまう場合がある

Aryaなどの高性能ヘッドホンは解像度が高すぎてデータ内の細かい部分まで鳴らしすぎるので、低品質な汚いデータを再生した場合は逆に音を悪く感じてしまう場合がある