>>414
トラポとか製品にもよるが、ほとんど気休めだからね
オーディオ関係の再生機器は、D/A以前のデータ処理が甘くて、
汚いPCMデータを忠実に再生したとしても、人間は逆に高品質感を感じる事は出来ないからね

PCMデータのサンプリングレートや量子化ビットのデータ構造をそのまま脳内でイメージしようとすると分かりにくいので、

↓こういう動画系のフレーム補完やノイズ除去処理と置き換えて考えるとイメージしやすい
https://youtu.be/r7IVm9FtFtQ

まず元々の動画データに最も忠実で高画質な再生方法は左上の「Original」の映像だ

しかしこの左上の「Original」の映像は最も画質自体は高いが、明らかにカクカクとしており、
むしろOriginal以外のデータ補間処理を施した映像の方が逆に高画質感を感じる事が出来る、という事が分かる

これは元々のデータをもとに、隙間を埋めてフレームを補間したり、多ビット化して色を増やして濃淡を美しく滑らかにしたり、
拡大処理やローパスフィルター処理を施して量子化ノイズを除去した事によって、
「元々データには存在しない架空の情報が増えた状態がある」という事だ

これが高品質な音楽再生を行う上でも肝となる考え方で、
音楽のPCMデータの場合も、サンプリングレートと量子化ビットの制約がある中でデータが作られているので、
カクカクした汚い波形データが保存されている

だからこの元々の汚いPCMデータを忠実に再生してしまった場合、汚いままデータがD/Aされ、汚いまま音が鳴ってしまうので、
高性能なDACやヘッドホンで音を再生したとしても、汚い音が忠実に鳴るので、忠実には違いないが人間は音から高品質感を味わう事が出来ない
だからDACに送る前のデータ処理の時点で意図的に「高品質感」をデータから引き出して、その高品質感が備わったデータをDACに送らなければ、
出た音から高品質感を得る事は出来ないという事が言えるわけ

ただ性能の低いヘッドホンの場合だと、ヘッドホン自体のダイナミックレンジがそもそも低く、
細かいニュアンスを鳴らし分ける能力自体がヘッドホンに無いので、
性能の低いヘッドホンでは基音成分だけが強く鳴るような、大雑把な解像「感」だけが高い音が鳴ってしまい、ヘッドホンの性能の悪さが気にならないという結果が招かれる