★最年少5歳で手話5級合格 妹「お兄ちゃんと話せる」

全国手話検定試験(全国手話研修センター主催)の5級に、幼稚園生の阿萬暖々果(あまん・ののか)ちゃん(6)=
宮崎県西都市=が昨年10月、最年少となる5歳で合格した。
兄に聴覚障害があり、生まれたときから手話が身近だった暖々果ちゃん。
「お兄ちゃんといっぱい話せるから、手話は楽しい」暖々果ちゃんには小学2年生の兄、和春(にこはる)君(7)がいる。
内耳や聴覚神経に障害がある感音性難聴の和春君のため、清香さん(32)と祐典さん(33)夫妻は、暖々果ちゃんが
生まれた年に手話を習い始めた。いまでは、和春君以外の家族同士でも、口に食べ物が入っているときや、家の窓越しに
外と中で話すときは、手話を使っている。
暖々果ちゃんが初めて手話を使ったのは1歳のとき。ご飯を食べながら手のひらをほっぺたにあて、「おいしい」と
伝えた。自然なしぐさだった。それから、「ありがとう」や「それだめだよ」などと手話で言うようになった。
昨年、清香さんと手話のDVDテキストを見ていた暖々果ちゃんは、読み取った手話の意味をすらすらと口にした。
その理解力に驚いた清香さんは、検定への挑戦を娘に提案した。
試験は昨年10月。当時5歳の暖々果ちゃんは、宮崎市の試験会場入り口で清香さんと別れ、試験会場に。
「ひとりぼっちでドキドキしたけれど、みんながお世話してくれたから大丈夫になった」と振り返る。
http://www.asahi.com/articles/ASH1H4QQJH1HTNAB00C.html

暖々果(ののか)ちゃん(6) 、 和春(にこはる)君(7)