その資料としてもってこいなのは名人戦とA級順位戦の戦歴ということになる
名人戦だけで評価すると羽生より中原が上になったり天彦の評価が升田より上になってしまうと思考が浅い反論をしたりするが、次のようにポイントを付ければ心配無用だ
①A級順位戦の勝ち越し回数 1点
②名人戦登場回数      1点
③名人獲得期数       1点
江戸時代の棋士については実績を評価できる資料がなく伝聞を根拠にするわけにもいかないので関知しない
しかし、順位戦設立前から名人だった木村十四世については名人になる前の八段時代(12年間)を、大野源一九段と塚田正夫九段についても八段時代の6年間を、兵役が4年半に及んだ升田については4年間をA級順位戦の勝ち越し回数に加えてある
このランキングだけでも見応えがあるランキングになるが、これにもう一つ玉将戦の戦歴を加えて完璧なランキングに仕上げることを目指した
これで、異なる持ち時間での実績をバランスよく評価したことにもなろう
玉将戦のほうは設立時に30歳を越えていた棋士もいるので、そのような棋士は九段戦の戦歴もポイントに加えて公平性を担保してある
なお、当然のことだが、40歳未満の棋士(*印)の中には現在の位置より上とみなしてよい棋士もいる

名人戦・A級順位戦・玉将戦ランキング
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