「あめりか物語」を発表した時は文体が新鮮で、内容も異国で、
男女の奔放な様子で若者の心をときめかしたらしい

アメリカでほぼ独学で英語・仏語を学んで
2・3日に一度はニューヨークの舞台・オペラを楽しんだのが
裏地にあるのかも

小島政二郎「小説永井荷風」によると、ビジュアライゼーション、
絵画的な描写が彼の真骨頂だったと書いてる

森鴎外が慶應教授に招いたくらいだから、それなりの評価が
あったと思う