[白鯨]ハーマン・メルヴィル[バートルビー]

**吾輩は名無しである** · 2011/01/08(土) 10:22:49

アメリカ文学の巨人のスレッドがしばらくなかったので立てておく。

**吾輩は名無しである** · 2021/08/18(水) 02:53:53.16

ほんとに良い話だよ。難しいとは思うけど。
おれ東大の英文中退だけど、
平石貴樹ってアメリカ文学の一番エライ感じの教授、
きちんと読めてたとは思えない。
白い鯨が世界の意味みたいなので、
結局それを倒せなかったっていうのは、
世界に意味があるのかないのか、分からない、
みたいな解説をしてたと記憶してるけど、
それはきちんと読めてないと思う。

**吾輩は名無しである** · 2021/08/18(水) 09:14:44.73

乗組員のスターバックがコーヒーのスターバックスの名前の由来だったとは

**吾輩は名無しである** · 2021/08/18(水) 09:20:01.46

『白鯨』はメルヴィルの長編では最もまともな小説だ
『マーディ』『ピエール』『コンフィデンスマン』なんか恐ろしくけったいな小説だ

**吾輩は名無しである** · 2021/08/18(水) 09:27:00.76

大岡昇平の俘虜記読んでても米兵からモヴィーデイックを借りた云々の話がでてくるから、この小説は伝統的アメリカ文化を象徴する一つのアイテムなんだな。
日本で言うなら・・・

**吾輩は名無しである** · 2021/08/18(水) 13:21:00.46

Kindleのパッケージに印字してあるサンプル文章も白鯨だよな

**吾輩は名無しである** · 2021/08/18(水) 21:40:27.01

>>576
これは今更すぎない？日本でも20年前くらいから言われていたような

**吾輩は名無しである** · 2021/08/18(水) 21:51:58.00

>>580
テーマに関連した話なんだから別にいいだろ。
そんなんで揚げ足取るな、みっともない。

**吾輩は名無しである** · 2021/08/18(水) 21:58:34.75

>>581
別にいいんじゃない？
>>576も情報、>>580も追加情報
>>581はただの文句
>>582はその場をまとめて諫めている心優しき人
一番みっともないとしたら君かな

**吾輩は名無しである** · 2021/08/18(水) 22:05:45.86

>>582
つかえない学級委員長おつ

**吾輩は名無しである** · 2021/08/22(日) 08:59:39.70

『白鯨』の良さが分かるなら、文学というものが分かっているといえる
短編では人間の実存を描いた『バートルビー』がすさまじい傑作だ

**吾輩は名無しである** · 2021/08/22(日) 09:19:19.30

古臭い宣伝コピーみたい
見ていて恥ずかしい

**吾輩は名無しである** · 2021/08/22(日) 12:20:37.94

>>585
?

**吾輩は名無しである** · 2021/08/22(日) 12:42:05.55

>>586
？

**吾輩は名無しである** · 2021/08/23(月) 00:11:07.06

>>585
w

**吾輩は名無しである** · 2021/08/23(月) 11:30:34.12

この良さが分かるなら文学というものが分かっている
人間の実存を描いたすさまじい傑作だ

何にでもあてはまるなｗ

**吾輩は名無しである** · 2021/08/23(月) 15:22:59.51

>>589
w

**吾輩は名無しである** · 2021/08/24(火) 02:43:17.29

賛同のｗ多すぎｗ

**吾輩は名無しである** · 2021/08/24(火) 02:46:27.64

>>577
ピエール面白いじゃん

**吾輩は名無しである** · 2021/08/24(火) 15:19:16.84

>>591
www

**吾輩は名無しである** · 2021/08/24(火) 15:45:25.55

知恵遅れの「人間の実存を描いたすさまじい傑作だ」おじさん永遠に悔しそうｗｗｗ

**吾輩は名無しである** · 2021/08/24(火) 16:01:42.74

>>584は無能が小説を読んだところで無意味という具体例やね
1000ページ読んでも3ページしか読まなくても頭の出来はそのまま

**吾輩は名無しである** · 2021/08/24(火) 16:44:36.84

『異邦人』の良さが分かるなら、文学というものが分かっているといえる
短編では人間の実存を描いた『転落』がすさまじい傑作だ

『審判』の良さが分かるなら、文学というものが分かっているといえる
短編では人間の実存を描いた『判決』がすさまじい傑作だ

『嘔吐』の良さが分かるなら、文学というものが分かっているといえる
短編では人間の実存を描いた『壁』がすさまじい傑作だ

『万延元年のフットボール』の良さが分かるなら、文学というものが分かっているといえる
短編では人間の実存を描いた『飼育』がすさまじい傑作だ

コピペかな？

**吾輩は名無しである** · 2021/08/24(火) 17:47:11.91

世界にはメルヴィルのような人物もいれば
コピペ並のことしか言えない知能の持ち主もいる

不公平やのう

**吾輩は名無しである** · 2021/08/24(火) 21:52:44.78

哀しいほど必死に立て続けに書き込んでいるのが一匹いるな
まあ、がんばれよw

**吾輩は名無しである** · 2021/08/25(水) 04:07:22.68

w連発してたコピペ脳君、必死で恥ずかしいよねw

**吾輩は名無しである** · 2021/08/25(水) 04:17:04.58

大学中退しているバカとかコピペ脳しかいないあたり、メルヴィルって池沼のコンプをくすぐる作家なのかもねw

**吾輩は名無しである** · 2021/08/25(水) 18:05:09.34

結局誰の訳がbetterですか？

**吾輩は名無しである** · 2021/08/25(水) 20:58:07.05

訳より挿絵の多さで岩波を推す

**吾輩は名無しである** · 2021/08/25(水) 23:00:35.95

国書刊行会のメルヴィル全集を推す

**吾輩は名無しである** · 2021/09/25(土) 05:56:53.02

nhk fm オペラファンタスティカにて9/24
ブリテンのビリーバッドを紹介詳しく話が聞けた

**吾輩は名無しである** · 2021/10/23(土) 05:12:00.81

大学を中退した云々って、まえに書いたりしたけど、
バートルビー、いま読んだら、かなりわかると思うんだよ。
変な感じで株取引とかやって、ウンザリした後で、
バートルビー読むと、いい話だって思えるんじゃないかって。

**吾輩は名無しである** · 2023/06/09(金) 02:03:36.53

ピェール: 黙示録よりも深く (上)(下) (ルリユール叢書)
ハーマン・メルヴィル (著), 牧野有通 (翻訳)
出版社 ‏ : ‎ 幻戯書房 (2022/11/29)

**吾輩は名無しである** · 2024/04/03(水) 21:40:50.40

Takayuki Tatsumi's FULL METAL APACHE
2023/08/29
日本英文学会全国大会第93回「ハーマン・メルヴィルと黒人音楽――Redburnを中心に」巽孝之（慶應義塾大学
名誉教授）司会：牧野有通（元明治大学教授・日本メルヴィル学会会長） 2021年5月21日

**吾輩は名無しである** · 2024/04/04(木) 09:12:37.62

『レッドバーン』はいい小説だな
読んだ人はあまりいないだろうが

**吾輩は名無しである** · 2024/04/30(火) 13:18:49.57

age

**吾輩は名無しである** · 2024/05/22(水) 00:07:42.29

カミュ「『白鯨』は、人間存在の不条理を最も深く描いた作品の一つである。」

**吾輩は名無しである** · 2024/05/26(日) 22:34:27.40

『白鯨』は現代人の目には古臭く感じられるかもしれないが、19世紀当時の読者にとっても同様の印象を与え、当時はほとんど注目されなかった。メルヴィル自身も生前は評価を得られず、専業作家として生計を立てることはできず、他の職に就いてひっそりと暮らしていた。しかし、死後数十年を経て、その作品の真価がようやく認められ、文学史に燦然と名を残すこととなった。まさに、波乱万丈な作家の生涯と言えるだろう。

**吾輩は名無しである** · 2024/07/05(金) 02:27:11.88

柴田元幸さん、推薦。「すべて鯨の話でありながら、世界すべてを取り込んだ小説。」

**吾輩は名無しである** · 2024/07/06(土) 16:38:50.91

『白鯨』だけでなく『バートルビー』『ピエール』『詐欺師』も読もう

**吾輩は名無しである** · 2024/07/06(土) 20:56:23.72

勝手に読め

**吾輩は名無しである** · 2024/07/06(土) 22:17:45.68

英文科はキモいやつしかおらんな

**吾輩は名無しである** · 2024/07/21(日) 16:55:59.54

白鯨は、単なる鯨を超えた、人間の心の闇と壮大な自然の力を描いた、考えさせられる物語だった。

『白鯨』を読んだ私は、今までに感じたことのない、深い感動と衝撃を受けました。物語は、白鯨という巨大な鯨への復讐に燃えるエイハブ船長と、その船に乗った人々の運命を描いています。しかし、この物語は単なる冒険小説ではありません。白鯨は、人間の心の奥底にある欲望、憎しみ、そして自然の圧倒的な力といった、普遍的なテーマを描き出しているからです。

物語の中で、エイハブ船長は白鯨に左足を失った過去を持ち、復讐心に囚われています。彼は、白鯨を倒すことが人生の唯一の目的となり、周りが見えなくなっていきます。船員たちも、船長の狂気に引き込まれ、次第に人間性を失っていきます。この様子は、私たち人間が、何かに執着しすぎると、周りとのつながりを失い、不幸な結果を招いてしまうということを教えてくれます。
また、白鯨は単なる海の生物ではなく、自然の力そのものを象徴しているように感じられます。白鯨は、人間の力では到底太刀打ちできない存在であり、その前に人間はいかに無力であるかということを痛感させられます。しかし、同時に、白鯨は自然の美しさや神秘さをも象徴しています。エイハブ船長の狂気的な行動は、自然の力に対する人間の傲慢さを表しているのかもしれません。

『白鯨』は、単なる冒険小説を超えて、人間の心の闇や自然の力といった、普遍的なテーマを描いた、考えさせられる物語でした。

**吾輩は名無しである** · 2024/07/21(日) 16:58:11.66

『バートルビー』を読んだ私は、バートルビーの行動に最初は戸惑ったけれど、だんだん彼の気持ちに共感するようになりました。彼はただ「いやだ」と言っているだけじゃない。社会の不条理や自分の置かれた状況への静かな抵抗だと感じたからです。

バートルビーは、頼まれた仕事を「いやだ」と拒否し続けます。最初はただのわがままな人かと思いました。でも、物語が進むにつれて、彼の言葉には深い意味があることに気づきました。彼は、ただ単に仕事をやりたくないのではなく、社会が求める「普通」の枠組みから抜け出したいのかもしれません。

バートルビーが働いていたのは、法律事務所です。法律は、社会のルールを定めるものですよね。でも、そのルールに縛られることに、バートルビーは息苦しさを感じていたのではないでしょうか。彼は、自分の意志で自由に生きたいという、誰しもが持っている願いを、極端な形で表現していたのかもしれません。
また、バートルビーは、刑務所に入れられても食事を拒否し、最後は餓死します。これは、彼にとって、社会のルールに従うことよりも、自分の尊厳を守ることを選んだということだと思います。

『バートルビー』は、私たちに「本当に大切なものは何か」ということを考えさせます。社会のルールに従うことは大切ですが、自分の心を無視してまで従う必要はないのかもしれません。バートルビーの生き方は、一見、理解しがたいものですが、彼の行動には、私たちが普段見過ごしている大切なメッセージが隠されているように思います。

**吾輩は名無しである** · 2024/08/11(日) 23:07:30.86

日刊ゲンダイDIGITAL
本の森
「セミコロン　かくも控えめであまりにもやっかいな句読点」セシ
リア・ワトソン著、萩澤大輝・倉林秀男訳
公開日：2024/01/19

　そのほか、チャンドラーやアーヴィン・ウェルシュなどセミコロンを愛用した作
家や、「白鯨」の全21万語のうち4000回もセミコロンを使っているメルヴィルの
事例も紹介されている。

**吾輩は名無しである** · 2024/09/16(月) 21:57:29.58

https://www.gutenberg.org/cache/epub/58477/pg58477-images.html

**吾輩は名無しである** · 2024/09/28(土) 16:14:38.87

Fan's Voice
2019.09.02
【ネタバレなし最速レビュー】ブラッド・ピットが惚れ込ん
だ『アド・アストラ』宇宙飛行士の孤独な旅
Atsuko Tatsuta

『リトル・オデッサ』（97年）でベネチア国際映画祭銀獅子賞（監督賞）を受賞したグレ
イは、キャリアの初期で地元ニューヨークを舞台とする人間ドラマで頭角を現した監督
だが、近年ではブラッド・ピット率いるPlan Bが製作、アマゾン・スタジオ配給（北米）
のアドベンチャー映画『ロスト・シティZ 失われた黄金都市』（16年）で新境地を開拓、
興行成績は振るわなかったものの、批評家からは高い評価を得るなど、野心的な活動が
目立っていた。

このプロジェクトは、グレイがピットに脚本を持ち込んだことが起点となっているが、
自ら脚本も手掛けるグレイは、ストーリーのベースのひとつとしてイギリスの小説家ジ
ョセフ・コンラッドの代表作「闇の奥」の名前を上げている。ジャングルの奥地にひと
り分け入り、そこでカリスマ的な地位についた白人にまつわる話が、船乗りの話として
語られる「闇の奥」は、フランシス・フォード・コッポラの『地獄の黙示録』にインス
ピレーションを与えた小説としても知られている。

またグレイ監督は、メルヴィルの小説「白鯨」も脚本を書く段階で参考にしていたとい
うが、自らの片足を奪った巨大な白鯨に復讐を誓い狂気のうちに身を滅ぼすエイハブ船
長の姿は、ミッションへの忠義から自らを失ってしまった父クリフォードの姿と重なる
だろう。果たして、ロイは何を失い、何を得るのか？

ロイを演じるピットの孤独な旅に寄り添いながら、ある幻のプロジェクトを思い出し
た。ジェイムズ・ディッキーの小説「白の海へ」を原作とする『To The White Sea』で
ある。第二次世界大戦末期、東京大空襲の最中、東京の街へ不時着したB-29のパイロッ
トが、故郷と似た雪深い北海道を目指し、ひたすら旅を続けるという物語だ。ブラッ
ド・ピット主演×コーエン兄弟監督で映画化が進められ、日本でのロケハンまで行って
いたにも関わらず、制作費が集まらずに頓挫してしまった。

**吾輩は名無しである** · 2024/10/28(月) 01:55:23.63

口のあたりに不機嫌がつのり、冷えびえとした十一月の雨が心のなかに降りし
きるとき、

**吾輩は名無しである** · 2024/12/22(日) 19:10:27.51

ああ、幸福は光を追い求める。だから私たちは、世界が陽気なものと思っ
てしまう。

ハーマン・メルヴィル『バートルビー』高桑和巳訳

**吾輩は名無しである** · 2024/12/31(火) 17:06:54.13

蝋燭;
メルヴィルの作品を注付きで読める時代で良かった。『ビリー・バッド』
みたいな比較的短編でもシンボリズムが多すぎる。多分訳注とかって後発
の研究者とかの役にも立つんだろうな
2024年12月28日

**吾輩は名無しである** · 2025/01/08(水) 20:28:35.01

原田忠男
アルベール・カミュが、『白鯨』を最大級に褒めていたのを思い出した。
「ハーマン・メルヴィル」というエッセイも書いている。『ペスト』と闘
うオラン市の人々と、『白鯨』と闘う海の男たちと通じるところがあるか
らだと思う。
2025年1月6日

**吾輩は名無しである** · 2025/01/26(日) 14:36:44.74

西山智則
#あなたの好きなリメイク映画

繰り返し映画化されるハーマン・メルヴィルの『白鯨』（1851）

ジョン・バリモアの『シービースト』（1926）ではエイハブと妻と弟の三
角関係が描かれ、エイハブは白鯨を殺し、妻の待つ家に帰る

出崎統の『白鯨伝説』は宇宙を漂流する廃棄船を鯨と呼び狙う男達の物語
2025年1月23日