「映画千夜一夜」という蓮實・淀川長治・山田宏一の鼎談本で、淀川さんが柳町光男の映画「火まつり」について、脚本がおかしいよと文句を言って、蓮實も相槌を打っていたが、あの映画は脚本を書いたのが中上健次なんだから、映画の脚本と文学は違うとはいえ、蓮實は少しは擁護してやれよと思った