そして4年後。文芸を衰退させる事件が起きる。
「裂帛の気合いで強烈な刺突」
「刀氣を纏う斬撃」
そんな高度な表現はない。

>「いくぞッ!」
>「うむ」
>キンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキン!
>むっ、さすがは〈剣技・中級〉スキルだ。
>巻き毛や小太りとは、剣速も重さも比べ物にならない。
>キンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキン!
>赤髪が跳び退って間合いを取った。

『無職の英雄』第四話より