一線級のクズには劣るけどヒロインがチョロいんで良かったねとしか言いようがないのが「男装令嬢の不本意な結婚」のパトリス
だいぶ前の作品だけどコミカライズは今やってるので

訳あって男装していた少年時代のヒロインと出会い、少年だと思ったまま仲良くなっている
ヒロインが成長したとき事情が変わったので男装を病め、女性として一度だけ社交界に出ることに
この際、男装していた時の少年はヒロインの双子の兄弟で病死したということにしている
というのが前提

一国の王子で英雄で軍で隊長までやってる男がヒロインの体面の為という理由でヒロインが拒みまくっているのに結婚、その体面の理由も女の子相手のパトリスの過剰防衛が発端
双子の兄弟が病死したのに遊びほうけている女という思い込みで確認もせず、感情的な理由でヒロインを冷遇、話を聞こうとしない
自分の領地を任せている男がパワハラ男で女性の使用人を冷遇しているのに気づかない無脳
領地にヒロインを自分で行かせておきながら女主人としてヒロインが城の状況の改善に動こうとパワハラ男のことを訴えても信じず聞かず、ヒロインに暴言
愛馬の世話係が世話係として適切でないのに採用、放置するという無脳(そしてやっぱりヒロインの指摘を無視
領内に盗賊がいるのに把握せず(任せているパワハラ男が放置していたので)、その結果ヒロインが重傷を負い、顔にまで後に残る傷を負う事態に
様子を見に来たときにヒロインの腕の古傷を見て、もしかして少年=ヒロインと認識してようやく態度が変わりはじめるもヒロインをきちんといたわるわけでもなく対応が大きく変わるわけでもない(不器用だからね!
パトリスのおかわいそうな事情(ただし少年時代にさっさと救い出されてその後は恵まれた王子生活)がパトリス本人では無く彼の医者からヒロインに語られ、「こんな事情があるのでパトリス様は女性嫌い」みたいなフォローが入れられる。なおこの辺の過去の話は後になってもパトリスからヒロインにきちんと話していない
なんやかんやで離婚となるもパトリスからはヒロインへの働きかけはほとんどない。ろくに話さない。慰謝料諸々も国王である兄から出ている
周りが「パトリス様も反省しているし、お前の為に不名誉を被ったし」と同情ムード。ヒロインも元々パトリスを嫌ってなかったので許す方に傾く。
パトリスほんと自分からまともに動いてない
なんやかんやあって和解。元鞘!

イケメン無罪で押し切ったようなクズだった
有能設定だけど無脳としか思えない辺りははずれ姫のオスカーをマイルドにしたようなというか