手順を実行して同じ結果を得ることを科学と呼ぶなら、儀式とは科学のようなものだし、
自らの個人的な経験を社会の規範に則って自分達の世界に再配置する試みのことを呪術と呼ぶなら、科学とは呪術のようなもの

が、一方で、読者にとって実現の可能性が多少なりともありそうに見えるものを「サイエンス」と呼ぶなら、「魔法」「スキル」はサイエンスではない
魔法と科学が分けられるとするなら、それは作品内の人物が、自分達を物語の中の存在として捉え直した時ではないかと思う