>>106
しょうがない、じゃあ乗りましょうかね。ただし、これは多少関連はあれど「全く別の話題」であるという事でお願いします。

それは道民がとか都民がとかの話ではありません。
状況・条件によって近い遠いの「言葉上の表現の妥当性」が別物になるというものです。
上で上げたように海洋冒険ものでの近い遠いと大陸上の陸路移動での近い遠いは別物です。

道民と都民で違うという事がそのまま正しいのです。同時に、ごっちゃにしてはいけない別物の話であるというだけの話です。

歩いて30分の直線距離2880メートルは遠いか近いか?  答えは「状況によって全く違います」

例えば新宿駅から出て、2880メートル歩いたら初台駅を通り越し、幡ヶ谷駅をも通り越し、笹怏wとの中間くらいまで行きます。
「歩いて30分って、駅を複数超えるくらい遠い別の街だぞ」という事になります。

「俺、新宿駅の近くに住んでいるんだよ」とかはとても言えません。
近所の宿屋を教えるというシチェーションで歩いて30分とかってのはあきらかに嘘、距離選択を間違えたことになります。
隣近所、というように、隣りとかそれに類する程度を近所というからですね。

その一方で、中世ヨーロッパなどで都市間の街道を旅しているとき、30分の距離は比較的近いといえるでしょう。
村と村の間の距離におおよ入るからです。ただし、近所とかの表現ではなくなります。
「今いる村の近隣にある村までおおよそ30分〜くらいだな」といった表現になります。
ゼロの使い魔で第一巻でこのあたりの間違いをやってネットで物議をかもしたのは割と有名です。
「近隣とは!?」「ミス・ロングビルあほだろ」「オスマンとかも気づかんのかよ」「聞き込みの範囲が広すぎる、無理ありすぎw」等


では船での旅、特に中世ヨーロッパくらいの航海技術においての2880メートルはどうでしょうか?
川船で川をさかのぼる場合で風が良くない場合は馬や人を雇って引っ張る必要があります。面倒な距離です。
沿岸航海で、特に手漕ぎの船の場合、何回分で休息を入れるか検討する単位になりそうです。
帆船での遠洋航海である場合、隣りの港(おそらくは退避港でしかない)でしょう。近隣と言えますが、数千キロ単位での貿易を考えるとすぐそこでしょう。

宇宙ものであれば秒速8キロの衛星速度、1時間くらい1G加速を続けて36キロ/秒なので、一瞬でしょう。刹那の距離です。
逆に格闘技の世界で言えば、遠すぎで認識不可能な距離です。果てしなく遠いでしょう。


結論
1、近いか遠いかは距離が同じであっても状況によって違う。
2、状況に合わせて表現を適切に選ばないとそれは間違いであり、読者に誤解を与えてしまうので間違えないようにしないといけない。
3、そのためにも国語力を上げるとともに、どの条件でどのような表現をすればいいのかの基礎知識を身につけなければならない。さもないと大ポカをやらかす。