https://note.com/moki_5192/n/n4b2044f53054
AI絵師という「鬼」

"AI絵師を駆逐せよと叫ぶ人々は、いくつかのもっともらしい理由を並べる。
「AI を使ってるのに、自分で描いたみたいな顔をするから嫌われる」
「著作権侵害だ」
「まだ法整備が追いついていない危険な領域だからだ」
だが、これらを一つ一つ解剖していくと、実はあまり筋が通っていない。"

"二次創作という「他人の褌」で堂々と相撲を取りながらインプレッションを稼ぎ、そのキャラクターを勝手に裸にひん剥いた挙句、「続きは FANBOX で!」と有料誘導しているような絵描きも、同じ理屈で等しく槍玉にあげられて然るべきである。"

"「制作過程を外部に依存していること」が問題なのであれば、CLIP STUDIO ASSETS にある素材等をふんだんに用いて作品を成立させている(かつその事実を明記しない)行為など、到底容認できないはずだ。"

"特定のアーティストの画風(いわゆる“絵柄”)の模倣はアイデア・様式に属するため、著作権の保護対象にはならない(これをアイデア表現二分論という)。「著作権」を根拠に AI絵師を犯罪者呼ばわりすることは法的には成り立たない。"

"では、「まだ法整備が追いついていない」についてはどうだろうか。AI 利用全般の枠組みを定めた AI 推進法は 2025 年 6 月公布。
少なくとも「生成AIはまだ法律の及ばない領域」のような状態では、とっくになくなっている。"

"気持ち悪い = 悪い = 排除してよい
という短絡が、ほとんど無意識のうちに成立している。
ここに、まさしく『桃太郎』の鬼と同じ構造が見て取れる。"


絵師界隈の幼稚なAI嫌悪への冷静な分析
反AIは短絡的な感情からAI(絵師)を悪魔化しているだけでそこに論理も被害の実態も存在していない