>>839
SNの問題も有るから感度だけを分離して評価するのは難しいよ。

裏面の利点は感度だけじゃなくて表面を走らせる配線の自由度の向上も重要だと思う。

表面だと通れる場所も配線幅も制限されるし、何よりも実際の表面からフォトダイオードまでの高さを縮めるために層間絶縁膜を薄くしなくちゃいけない。
そうすると配線間の高さ方向の距離が縮まって配線容量が大きくなる。

当然、その容量を充電して読み出す訳だから速度に悪い影響がある。これは信号線と制御線の両方に影響してしまう。

昔は裏面研磨で生じるノイズでのSNの劣化が問題視されたけど、どの問題は技術開発で改善出来る。
でも表面の場合の開口率の低下はもう限界まで突き詰められて改善の余地は少ない。

その点では、キヤノンにとって今は何とかなっても伸び代の少ない表面を続ける事は自分達の首を締めることになうと思うんだよね。