>>129の続き

――「乗車拒否された」というブログのタイトルに反発する人もいるようです。JR東日本の駅員は「ご案内できません」と言っただけだ、というのがその理由です。

事実上の拒否でしょう。あからさまに「乗車できません」とは言えませんよ。だってそう言ったら、明らかに障害者差別解消法に違反するわけですから。

言い方は違うけど、結局昔と変わってないのではないかと思います。確かにバリアフリーになった施設は増えているでしょうが、一方で、鉄道について言えば、無人駅の占める割合は全国で40%もあります。

バリアフリー法では、1日の利用者が3000人以上については原則、すべてバリアフリー化するよう求めています。

改正バリアフリー法が今月施行され、1日の平均利用者が2000人以上の施設についてもバリアフリー化が進められることになりました。

だた、逆に言えば、それより利用者が少ない駅ではバリアフリー化しなくても法的には問題がないわけです。まさに利用者が少ない無人駅は置き去りにされる可能性は高いでしょう。実際、来宮駅はそうだったわけですし。

(続く)