『世界樹の迷宮X 公式パーフェクトガイドDX』、2018年、p.435参照

吉田:(中略)役割や強さではない面で、気にかけていたのがシノビですね。もうこの職業のことはつねに意識していないとまずいんですよ(笑)。
小森:ルールブレイカーですから。
−−:シノビが、ですか。そんなにややこしい存在なんですか?
吉田:はい、分身があることで、言ってしまえば実質6人パーティーになるのと同じなんです。そのため、とにかく分身がいてもエラーにならないようゲームを作らなければならなかったということですね。
小森:最初、シノビは今作に入れる気がなかったのに、バトル担当のプログラマーが「入れよう、入れるべきだ」と熱く語り出したんです。ディレクターとしては、プログラム的に危険があるならやめたほうがいいのではと思いましたが、「いや、大丈夫です」と力強く言われて入れる決心をしました。
−−そういった危険はプログラマーの熱意で乗り越えていったと。
小森:ただ、どうしても入れたかったダンサーは入れられませんでした。『世界樹4』のとき、ソードマンとダンサーの連携がおもしろかったので、僕自身の希望もあってダンサーも入れてほしいと提案したんです。でも、吉田さんとプログラマーがアラートを鳴らして、『ダンサーが入ると世界の理が変わるから』とダメ出しされました(笑)。
吉田:シノビより、さらにヤバイんですよ。
小森:『世界樹4』のときは普通にいたじゃないかと食い下がったんですが、当時ダンサーを作ったプログラマーにまで『気のせいです』と言われて却下されました(笑)。(以下略)

他に、最初は16職だったが前衛過多のためドクトル、ミス、ファマを追加したことなどが語られてる