NECパソコンの不遇の名機といえば1983年の16bit CPU μPD8086-2使用のPC-100がある。
16bit機のPC-9801シリーズはNECの情報処理グループの開発だったが、PC-100は8bit機のPC-8801などと同じ電子デバイスグループの開発だった。
1983年にフルビットマップディスプレイというきわめて先進的なコンセプトだったが、当時の16bit CPU μPD8086-2や多くのカスタムチップをもってしても重かった。
当初PC-9801を超えるものとしてPC-10000と名付けられていたが、実際の発売時にはPC-100とされた。
結果だけ言えば、電子デバイスグループからパソコンが切り離され、日本電気ホームエレクトロニクスに移管されることになった。