> その本人そのものは全く意識もしてないであろうそのものはポテンシャルを
> 位置付けるものは案外、他者だったりすると私は思う

個ってのは実際は下位システムなんですよね。
身体を構成してる物質や情報が組み合わさってできたシステムです。
蜂子が言ってるのは
「システムは複数の要素が協働によって接続した総体である」
っていう一般システム理論の教義のひとつに合致してる直観です。

会社でもあるじゃないですか。
自分はこれまでマーケ理論を大学でガッツリ学んで、商品企画をやる気満々で入社したのに、
経理に回されたりする。
会社というシステムは、彼/彼女の個のポテンシャルをそう評価したわけです。

「組織人がほんとうに自分のやりたいことをするには偉くなるしかない」っていうのはそういうことですw
個のポテンシャルってのは、上位のシステムによって規定されることが大半なんですよな。
だから大きな組織の中では、いろんな手練手管を使いながら、仕事をしないとならん。
結果を出すタイミングとか、すごく大事ですよね。
同じ1億の利益を上げるにしても、
システム絶好調のときの1億と決算が赤字転落寸前のおきの1億ではまるで意味が違います。
このタイミングを合わせていくためには、目先の利益を追う営業活動だけでなく、
上の思惑、会社全体がどこに行こうとしてるか、
そしてこれからどうなるかを見据えてないといかんってことになります。

組織人としての個のポテンシャルってのは、たとえばこういうことなわけですなw
利益を上げるだけの人間は代わりなんていくらでもおりますからな。
それをこなしつつ、ピンチのときにシステムに逆転の貢献できる個を上位のシステムは望んでるわけですから。
しかもそれをチームで協働してやり遂げられるような下位システムがいくつも欲しいと考えるのが経営者ってもんです。