リニア中央新幹線の大深度地下トンネル工事の中原区域(等々力・宮内・上小田中・新城)は2Kmにわたります。
工法は、東京外環道路建設中に起きた調布市の陥没事故と同じ「シールド工法」によるもので、事故調査では新たな問題が見つかりました。
事故現場周辺の複数地点で建物を支える「支持基盤」がトンネル工事の影響で緩み、大深度地下使用の要件である強度「N値 50以上」の条件を満たしていないことが明らかになりました。
であれば、国はその許可を取り消さなければいけません。
新城地域は13年前の「シールド工法」による江川1号雨水幹線を整備した際に道路陥没事故があった地域です。
JRが示した地質断面図をみてもこの地域が軟弱地盤であることは明確で、強度が条件を満たしていない可能性があります。
地盤調査もしないで、工事を進めることがあってはならない。