スーパー特急構想そのものが九州新幹線の建設を勝ち取るための観測気球みたいなもんだから、
こけおどしでも「スーパー特急のことも視野に入れて」ってムードを匂わす向きはあったんだよ。

当時は九州自動車道の全通を控えて鹿児島ルートはかなり食われる危機感が強く、食われてしまうと新幹線の建設も遠のいてしまうので何とか博多〜西鹿児島をテコ入れしようとしていた。
最初はそれこそスーパー特急に繋がる振り子の高速車両が検討されたんだけど、線形が悪すぎて4時間近く乗っても快適なアコモと毎時パターンダイヤによる実質所要時分の底上げを志向して生まれたのが787系。

ただスーパー特急も研究してますよ、ってポーズで近車や住金製の試作台車を一部に履かせたりもした。実際に787系で200km/h出せるかは問題じゃないんだ。