>>399
で、統計の誤差や信頼性についてですが、ここに分かりやすい表がありますね。計算式もあります。
https://valueinnovation.biz/rl-5/7

この表は、●人のサンプルを抽出したアンケートで、「X%」という数値が得られたとき
プラスマイナス何%の誤差があるかという計算結果を示したものです。
仮に有意水準を95%としたときに「3±1」という結果が出たら、95%の確率で2〜4%の間に収まるということです。

では、せっかく計算式もありますので、実際に数値計算をしてみます。
サンプル数ですが、NHKのアンケートでは2100人ぐらいの回答が得られたと書いてありましたし、
世論調査でも何千人かを対象にしているはずですので、サンプル数は2000としておきましょう。
また、最新の世論調査では「廃止」を選ぶ人は7%だそうです。一方で、共産党支持者は3%程度。
これらの数値を代入しますと、

3%に対する誤差は ±0.8% → 「真の値」は 95%の確率で、2.2%から3.8%の範囲内の数値。
7%に対する誤差は ±1% → 「真の値」は 95%の確率で、6%から8%の範囲内の数値。

極 め て ご 都 合 主 義 的 に 、 共産党支持者を最大限、廃止論者を最小限に見積もっても、
廃止論者は共産党支持者の1.6倍もいるわけですね。「逆」のご都合主義をすると、3.6倍になります。

実際には共産党支持者のすべてが廃止論者だとは限らないわけですねぇ。
自民党だって、政党支持率と個別政策の支持率や内閣支持率には乖離があるわけですから。
そして、自分の都合の良い「3.8%」と「6%」を “ 恣 意 的 に ” 採用するというご都合主義に走るのもナンセンス。

こうしたことを総合すると、「廃止論者は共産党支持者の2倍はいる」というのが妥当なセンでしょう。

結局、「廃止論者のほとんどが共産主義」は、統計的に否定されてしまうわけです。