ラフィールが皇太女としてふさわしいかともかくとして、彼女の同世代のアブリアルの中で名前は売れていたはず。
まず13歳で飛翔科修技館に入学、修技生時代に開戦の場面に会い奇襲を受けた巡察艦の唯一の生き残り。
しかも、その間の冒険がすごい。男爵の不当の拘束に対して非武装の連絡艇で武装ありの交通艇に勝利する。
その後、地上世界に隠れて人類統合体の地上軍と壮絶なバトルをやった末で地上から棺桶で脱出するという奇想天外な手で助かる。

正式に所属してからはバースロイルの艦長としては際立った戦果はないが地上世界の囚人たちがはびこる世界から伯爵閣下を救い出す。
はっきりいって、普通の星界軍の軍人より違う意味で経験豊富すぎる。
ある意味地上的な考えをする連合軍に対してアーヴ的な感覚だけで判断するタイプの司令官にはならないと思う。
参謀長のソバーシュも地上世界については経験豊富そうだし。