小松左京スレ おそらく第17

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2019/03/25(月) 20:12:50.15ID:6mh5mIMf
ここは、『果しなき流れの果に』『復活の日』『日本沈没』「くだんのはは」「神への長い道」など
数々の作品を著わし、日本SF史に不滅の足跡を残した作家、小松左京(1931-2011)のスレです。

■前スレ
小松左京スレ おそらく第16 [無断転載禁止](c)2ch.net
https://mevius.5ch.net/test/read.cgi/sf/1488815070/
2019/11/06(水) 05:37:49.36ID:rpgcYQhu
>>199
それはやっぱり谷甲州

(嘘)
2019/11/06(水) 08:44:00.37ID:0gQAVr56
虚無回廊の完成はAI研究にゆだねられている
ある意味、この作品にふさわしい選択かも知れない

「虚無回廊」の完成のため、小松左京の全テキストデータを人工知能研究に提供
http://sakyokomatsu.jp/library/2349/
2019/11/06(水) 09:44:52.36ID:yaFOuJJi
「さっき、私≠ェ死んだ。──二、三分前の事だ。
正確にいえば、五年と八カ月二十六日十四時間余り前の事になる。」

なに、この厨二病的なわけの分からない書き出しは・・・
って思ったけど少し読み進んで意味が分かったときには
思わず「なるほどっ」て唸ってスッキリした

未知の人工物探査ってことならクラークの「宇宙のランデブー」に
似てるけど、スケールが大きいからなぁ
完結させるにはAIよりもそれこそ人工実存(AE)の登場を待たねば
ならないんじゃないだろうか
2019/11/06(水) 17:33:16.90ID:+4s7aUdj
動物の本能や人類の歴史をかんがみても否定する理由が無いワネ
204名無しは無慈悲な夜の女王
垢版 |
2019/11/06(水) 17:50:08.70ID:0AooEtYo
>>201
瀬名英明氏の新生で御勘弁を。
205名無しは無慈悲な夜の女王
垢版 |
2019/11/06(水) 20:18:09.89ID:bU+66Td4
神林長平じゃ書けないかなあ
2019/11/10(日) 18:42:22.55ID:opZVMhOR
アンジェラと合流して虚無回廊の向こうへってラストシーンは
なんとなく見えてるんだけど、それにどれだけ説得力を持たせるか
あるいはどう裏切ってくれるか。
いつまでも未完ってのもこの作品の魅力になってる気もする。
2019/11/11(月) 14:19:56.65ID:0x53Z++n
「ランドスケープと夏の定理」読んだ。面白かった。
小松左京のSFが若い世代に影響を与えて引き継がれていくのは
頼もしいし楽しみでもある。
2019/11/16(土) 22:13:23.11ID:0lu6bhdF
>>201
少し前の話なんだな
最近のAI の劇的な進捗をみてると楽しみ
御大が畳めなかった大風呂敷、畳めるかな
209名無しは無慈悲な夜の女王
垢版 |
2019/11/18(月) 12:10:59.22ID:8HCNYwce
https://i.imgur.com/6xvbRF0.jpg
2019/11/18(月) 13:47:52.04ID:S0JSQXgH
>>209
そんなキレイな女の人の表紙のゴルディなんて…オレは…オレは認めない!
ゴルディはヒゲモジャのまっぱのオッサン表紙でないといけない!
2019/11/18(月) 14:14:56.48ID:zXpV7kZu
>>210
「虚無回廊」の解説で生ョ先生の虚無回廊のアンジェラのイラストと
「ゴルディアスの結び目」のマリアのイラストが瓜二つって指摘されてるけど
全然別人に思えてどうも納得いかない
2019/11/18(月) 14:39:07.31ID:S0JSQXgH
>>211
2019/11/21(木) 04:28:37.11ID:Q73ADhHA
社会学者・小説家の岸政彦が、小説の単行本『図書室』に併録したエッセイで小松左京「少女を憎む」に言及して、
ネットの一部でちょっと話題になっている。関連した著者インタビューはこちら。
ttp://gendai.ismedia.jp/articles/-/67870?page=3
|小松左京の「少女を憎む」っていう作品、あれがめっちゃ好きなんですけど、あの作品で、
|一瞬だけ途中で希望が出て来るでしょう。あれがいいんですよ。最後は陰惨な終わり方をするのですが。

|でも希望って、基本的に最後には全部失われるものですよね。


「少女を憎む」は終戦直後が舞台の私小説的な短編で、収録されている新潮文庫『闇の中の子供』は新刊入手不可だが、
今ちょっとアマゾンで見たら古書の値段がけっこう高騰している。

というわけでSF作家ではない小松左京が局所的に注目を集めているという話。
2019/11/22(金) 02:18:16.62ID:9Li3vxKh
ナベヅル飛来せず 越冬地地元で戸惑いの声 山口 周南
ttp://www3.nhk.or.jp/news/html/20191121/k10012185451000.html
>本州で唯一渡り鳥のナベヅルが越冬する山口県周南市では、例年、10月下旬に飛来する
>ナベヅルが21日になっても飛来が確認されておらず、地元では戸惑いの声が上がっています。

「ツルじゃ」
「は?」
「毎年やってくるツルが今年は来ない。どうしてかな?」
2019/11/22(金) 03:07:56.84ID:51bRnqi7
日本沈没が始まるのか ガクガク((( ;゚Д゚)))ブルブル
216名無しは無慈悲な夜の女王
垢版 |
2019/11/22(金) 12:43:32.02ID:6s4GlpGO
反安倍なんやろ
2019/11/22(金) 14:56:08.34ID:ov7cYX/V
掃除の時間の女子のジャージー四つんばいの尻目に焼き付けて家に帰って即効センズリ!
218名無しは無慈悲な夜の女王
垢版 |
2019/11/23(土) 01:00:38.32ID:BrMSZNT/
>>208
でも畳めたとしても
それは小松先生の作品やない

確かに壮大なstoryが出来上がるかも知れんが
他人が書いた いや他AIが書いたお話を虚無回廊とするには
個人的に受け入れられない

それなら 核心には触れずにまとめた
瀬名氏の二次創作小説ぐらいで我慢してる。
2019/11/23(土) 04:07:36.82ID:tKGmrbK5
ツイッターのトレンドに「左京さん」が上がっていて何事かと思ったら、
何やらとあるスマホゲーのキャラに古市左京というのがいて、その誕生日だったということらしい。

右京の方は実在のカーレーサーとか虚構のキャリア警察官とかお好み焼き屋の看板娘とかいろいろいるけど、
左京の方にもバリエーションができているのか。
2019/11/23(土) 18:39:14.01ID:DZcpIUVt
地名だから沢山いても仕方ない
2019/11/28(木) 10:31:14.71ID:sH/hXzbd
松本さんとかは地名だけどたくさんいるよ
2019/11/28(木) 19:08:14.53ID:Uxf6g00X
>>219
>右京の方は(中略)虚構のキャリア警察官

そういえば、杉下右京ってネーミングはやっぱり小松左京のもじりなのかねえ。
ズボンのサスペンダーがトレードマークという共通点もあるけど。
2019/11/30(土) 17:59:22.84ID:0IsPtvmL
>>222
●杉下右京の名前の由来はあの名作ドラマから!
 日本テレビ系で72年から放送された名作ホームドラマ『パパと呼ばないで』がそれ。主役「安武右京」を石立鉄男が演じて大ヒットしたが、
ドラマでの「右京さん」という呼び方の響きがよく、『相棒』の主役「杉下右京」の名前に採用したそう。『相棒』の和泉聖治監督らが座談会で明かしている。
https://jisin.jp/entertainment/entertainment-news/1609793/
2019/12/03(火) 00:07:21.19ID:WutcA1z7
>>223
そうなのか。ではズボンのサスペンダーは偶然の一致?
2019/12/12(木) 01:33:21.71ID:bcX/iJfk
北海道 宗谷地方で震度5弱の地震 津波の心配なし
ttp://www3.nhk.or.jp/news/html/20191212/k10012211741000.html

うーん。稚内周辺のあのあたりは、日本本土では珍しく地質学的に大きな地震の起こりにくい地域だったはずなんだが……。
って、マグニチュードはたった4.4だけど震源が極めて浅かったので震度が大きくなったのか。
2019/12/15(日) 22:20:57.30ID:2T8IUedq
長編より短編集の方が好きだな
ショートショートは2冊だけ好き
車が進化して人襲ってるよーな話は詰まんなかった
同じテーマで平井和正その他のSF作家が同じ時期に書いてる話あるとなんか全部嫌だったな
車テーマに限らず2つの世界行き来する話とか他にもたくさんあったよな
元は海外SFのアイデアなのかな
2019/12/15(日) 23:22:56.67ID:hFF4Td9q
車の犯罪というとまずアシモフの「サリーは我が恋人」が思い浮かぶ。
小松左京の作品を読んでいると時々アシモフやクラークの作品との
類似性に気がつくことがあるんだけど、小松左京が海外の作家に
影響を受けているのか、あるいはSFというジャンルを突き詰めていくと
結局は同じ地点に至るのかどうなんだろう。
2019/12/16(月) 01:27:20.91ID:T7b3Y4yS
小松星世代の作家はみんな面白かったけど その後ユーモアSFに偏った作家が詰まんなくて読むのやめてたな
堀晃と高橋克彦くらいかなー良かったのは
最近また面白いSF?fantasy作家多くなってきたみたいだがなんか高くて買えない(;^ω^)
2019/12/22(日) 23:49:24.62ID:aahJDg0+
来年は東京に四次元ホテル建つんかな
3階までしかないのに700号室とかあったらヤバイので泊るなよ
2019/12/23(月) 09:20:16.35ID:BW+RSEXs
>>229
東京の住宅問題が一気に解決するな、そりゃwww
でも、その700号室から見える景色ってどうなんだろうね?
2019/12/23(月) 11:47:27.52ID:qnVCUpYd
>>228
高橋克彦といえば大河ドラマの「炎立つ」や「北条時宗」の原作で
SFってイメージはなかったんですが、お薦めの作品を教えてください
2019/12/24(火) 16:52:08.29ID:0Y+0qmZS
>231
「総門谷」は、まあ伝奇ロマンの系譜といえばそうかな。
http://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000160685
2019/12/24(火) 19:38:10.59ID:cZNPGWO8
>>232
ありがとう。とりあえずほしいものリストに入れといた。
思えば「北条時宗」も死んだと思った兄の時輔が赤マフラーで蘇ったり
松浦党の党首が中国に渡ってフビライ暗殺を企てたりと
なかなかぶっ飛んでたけど、原作者がSF伝奇小説を得意としてたと知れば
それも納得できる。
2019/12/25(水) 01:00:19.08ID:sdUeBmHS
>>231 空想「科学」と言うと違うかもしれないけど高橋克彦は「紅い記憶」「星の塔」などの短編集が好きかな
2019/12/25(水) 15:22:04.69ID:Kny5g2Pg
高橋克彦でSFなら竜の棺だろう。超古代から続く二つの種族の闘いを、歴史に巧みに織り込んだ傑作。といってもいいくらいだ。
2019/12/25(水) 18:35:54.01ID:Ts1+8m5f
>>235
高橋克彦の伝奇SFは、最初から結論ありきで謎解き要素がグダグダすぎる。
あれで提示されてる仮説を聞いて、登場人物全てが頷いているのなんて、もう馬鹿しかいない話なのかと聞きたいくらいだし。

と、これは個人の好き好きなんで、気を悪くしたらごめんなさい。
2019/12/25(水) 19:47:16.47ID:fQycJyIk
えーっ、SFなんて大抵みんなグダグダな設定を無条件で受け入れるところから始まるじゃんw
コールドスリープも時間旅行も恒星間飛行も地球外知的生命体も超能力も、大抵大人が納得
できる科学的根拠など示されていた試しがない

そもそも、リアリズム自体、たんなる18世紀に誕生した本当っぽくお話を語る技法なのであって、
少し考えれば作りものだと分かるものだし、無闇にそれを珍重するようなものではないと思う
2019/12/25(水) 19:50:56.60ID:9V4VnqML
>>237
な、なんだってっー!
2019/12/25(水) 21:21:56.62ID:fQycJyIk
>>237 訂正

> 18世紀に誕生した → 19世紀に誕生した
2019/12/29(日) 21:09:05.93ID:8fYwAC8v
でも時代を牽引してきたSFと荒唐無稽のSFとは一線を画していいと思う。
前者は「日本沈没」とか「2001年宇宙の旅」。後者は・・ウグッ・・orz
2020/01/05(日) 18:45:16.85ID:9H23OhXY
安くなってたので入った kindle unlimited だけど
小松左京作品も結構あるのね。
でも小松作品はちゃんと買いたい。
2020/01/05(日) 19:33:36.20ID:1FWleJ7h
だよね
安いのは内容もそれなりだから
2020/01/05(日) 19:47:30.59ID:9H23OhXY
いやいや、はてながとかゴルディとか unlimited のセレクションは
なかなか凄い。でも小松作品は手元において何度も読み返したい。
2020/01/05(日) 20:23:19.74ID:cejlph1p
新潮の方が全然電書化されてないんだよな
あっちにも名作いっぱいあるのに
2020/01/05(日) 20:28:47.00ID:9H23OhXY
>>244
新潮文庫は安売りもしないからどうしても後回しになってしまう。
高校時代は一番お世話になってたのに。
2020/01/07(火) 20:06:18.71ID:aAvWmJx0
おれがお世話になったのはエスパイ一択だ
2020/01/07(火) 22:41:13.18ID:D6Ephopr
愛の空間…
2020/01/13(月) 18:52:10.23ID:cKO14FWv
時間エージェント
どっちが先か分からないが途中でヒロイン交替するところがTPぼん 思い起こされる
2020/01/18(土) 19:43:56.16ID:bYF94pl0
1.17から25年
小松左京展の小冊子にあった話

「日本沈没で高速道路の倒壊を書いたら、役人から文句つけられた→阪神大震災で本当に倒壊した!」というのは有名だけど

「小松左京の息子が、わずか数分前にまさにあの倒壊現場を通過していた」
というのは知らなかった
2020/01/18(土) 20:33:32.89ID:Z3Fvo5dc
>>249
そんな早朝にナニしていたんだ・・・
2020/01/18(土) 22:56:51.55ID:AKj/E11M
>>250
仕事じゃねーの?
2020/01/19(日) 11:58:55.24ID:g7/V7Ju0
いいじゃねえかいつ通ってもw

展示されてた直筆原稿の物凄く小さくて几帳面な字を見ると外見とは違い相当繊細な人だっだろうな
2020/01/19(日) 13:46:16.56ID:+GzXDx92
>>250
「実は、阪神淡路大震災が起きた朝、この解説を書いている私(※次男、小松実盛)自身も、仕事の関係で、自宅のある神戸から大阪へタクシーで移動していました。
 午前5時46分、地震が起きたその瞬間、激しい揺れとともに阪神高速道路上を走っていたタクシーが蛇行してゆきました。
 (中略)
 しかし、自分が通過した地点より後ろの阪神高速道路は、635メートルにわたって倒壊し、これに伴い16人の方が亡くなられています。ほんの数分遅れていたら、自分も命を落としたかもしれない。亡くなられた方のご冥福を心から祈らずにおれません。」
世田谷文学館「小松左京展−D計画−」P35より (元は文春文庫電子版の解説文だそうな)
2020/01/22(水) 23:42:13.85ID:D8UgixVG
しかしほんと、小松左京の文章の、これ以上ないほど理系的なものを描いてるはずなのに濃密に浮き上がってくる叙情性は、唯一無二だよなあ


 表へとび出し、夜の中を駅へ向かってやみくもに歩きながら、夫は自分の中にとっさに起こった衝動のばかばかしさに気がついて腹をたてていた。――なんでもいいから、どこかをまわって、食料の「買い出し」をして来ようと思ったのだった。
終戦の時、彼は中学四年だった。戦争末期の空襲下の動員中から戦後へかけて、とげとげした顔つきで、教師に殴られないことと、「食べること」しか考えなかった日々の記憶が――
とうの昔に消え失せてしまったと思った記憶が、まだ生きていて、反射的によみがえってきたのが、ふしぎだった。

リュックを背負い、重い体をひきずって、鈴なりの汽車のデッキにぶらさがり、何キロも山奥へ歩いて、父といっしょに農家に卑屈に懇願し、やっとごろごろ重い腐れ芋をリュックにいれて帰り――
お芋だ、お芋だ、今夜はごちそう、とその夜だけはしゃぐ色つやのわるいやせこけた幼い弟妹たちの声と、
自分はいつも皮やらへたばかりこっそり食べて、お母さんはいいの、おなかいっぱい、おまえたちおあがり、と疲れた微笑を浮かべていた母親の、青黒い、栄養失調の明らかな微候の見られる顔が、
その夜だけいそいそとかがやくのを想像しながら、往きよりどすんと重く肩にめりこむリュックに、歯を食いしばりながら夜道を歩き……。

おなかすいたよう……と末の子が、悲しげにいう声が頭の中でした。その声は、戦時中の弟妹たちの声と重なった。……これっぽっち?……何か食べるもんないの?

「やめてくれ!」
 と、彼は闇の中で立ちどまり耳をおさえて叫んだ。――それでわれにかえり、思わずあたりを見まわしたが、全面節電で、常夜灯さえまばらな暗い街路に、人の姿はなかった。

――もう二度と、あの声は聞きたくない。あの悪夢のような時代、地獄のような世界から、長い長い道のりを歩きつづけ、ここ十年、二十年、やっとあのころの夢を見て、汗びっしょりで眼をさまさなくなり、忘れかけていたのに……

また、あれが始まるのか?

あのころのことを思い出すたびに、どんなことがあっても、おれの子供たちは、あんな目にあわせたくないと思っていたのに、今また……。
2020/01/22(水) 23:44:19.55ID:D8UgixVG
 ゴウッ、と大地が鳴って、また地震がおそってきた。わずかについていた明かりが一斉に消え、闇の中で、どこかの窓枠がはずれて落ちたらしい。ガラスの割れる音がした。瓦がバサッ、バサッと地面に落ちた。
ゆれる大地を踏みしめながら、彼はかまわず歩きつづけた。
――星まわりがわるいと嘆いたってしようがない。昔はもっとひどい目にあって、いい目は何も見ずに死んでいった連中がいた。世界のあちこちで、もっとひどい暮らしの中で死んでいくやつも山ほどいる。ベトナムやパレスチナ難民や、インドの民もいる。
日本の、この時代に生まれたおかげで、一時期けっこう豊かな暮らしもした。へたなゴルフもやってみた。一度だけだが、海外出張もした。安ものの芸者も抱いた。
――五十になって、「人生やり直し」だって、これはこれでしかたがあるまい、と、彼は気味悪くうなり、ゆれる夜の中を歩きながら思った。

 闇の中で見えなかったが、自分が年がいもなく、ゆがんだ、泣き笑いの表情を浮かべながら、涙を流しているのがわかった。
2020/01/22(水) 23:45:04.56ID:D8UgixVG
大好きな作家なんだが、谷甲州にはこの叙情性がないのが致命的だった
2020/01/22(水) 23:48:44.87ID:D8UgixVG
追記、谷甲州を叩いてるわけじゃない
谷甲州作品には叙情性はあるにはある、むしろ作品によってはすごくある
バジリスクとかエリヌスのオグとか、霊峰の門の孤独な出産シーンとかも、たまらん

でも小松左京の叙情性とはまったく違ったってこと
2020/01/23(木) 12:20:44.88ID:PENja0F5
引用したのはなんて作品でしょうか
2020/01/23(木) 22:43:46.17ID:j29wJ8yD
日本沈没やろ
2020/01/24(金) 00:16:02.43ID:f+jcOy/n
武漢のコロナウイルス騒ぎを見て復活の日と見知らぬ明日の両方を連想した
2020/01/24(金) 06:32:58.22ID:vQqWcvq2
>>260
そうだね、このウイルスがどこから来たのかと、あとどんな終わり方をするかが問題だけど。

まぁ、終わりもしないで共存してゆくのだろうか?
2020/01/24(金) 19:38:35.53ID:E4YEufY4
SARSだエボラだと世間が騒ぐたびに復活の日を思い描いて幾星霜
一体いつになったら人類は滅ぶんじゃ?
わしゃもう南極で待ちくたびれたよ
263名無しは無慈悲な夜の女王
垢版 |
2020/01/24(金) 22:07:41.17ID:nnnUfikl
真夏の滅亡だけに不快感も最高だった
特に冷房が止まってからの展開とか
2020/01/25(土) 11:48:33.66ID:Z8LgCRi7
外来の診療にあたってクタクタになった医者が病院内をぼんやり歩いていると、看護師が気付いて、
医者の汚れた白衣の胸ポケット(!)からタバコ(!)の箱とライター(!)を取り出し、医者の口にタバコを1本くわえさせて火を点ける
医者は煙を吸い込んで「うまい」と感じる

診療中に白衣の胸ポケットにタバコを入れているなんて、今ならあり得ない描写
265名無しは無慈悲な夜の女王
垢版 |
2020/01/25(土) 12:53:14.24ID:DTpNNgce
>>262
滅びる事を待ってどうするんじゃ?
そんなことより階梯を登ろうぞ。
2020/01/25(土) 13:51:50.63ID:BRkwYSX3
ほんと、MM-88はこれまで色々な感染症見てきた後でもなおエグい
インフルエンザの影に隠れて感染拡大するって、よく考えたもんだ

>>263
ジュニア版だと、さすがにあそこまでエグくはなく、吉住の「妹」がビルの屋上で自殺する展開にされてたな
2020/01/25(土) 14:19:52.90ID:CODZJHqA
>>266
コロナウイルスの陰に隠れて・・・

現実がSFに追いついちゃったのか?
2020/01/25(土) 15:46:39.54ID:o6LCOCl6
>>266
案の定来たな…
新型コロナウイルス、兵器説
https://indeep.jp/this-is-the-end-on-edge-of-2019-ncov/
2020/01/25(土) 17:42:28.77ID:BRkwYSX3
>中国・武漢で新型ウイルス対応の医師が死亡 1/25(土) 16:21配信
>中国メディアによりますと、新型肺炎の疑いがあった62歳の耳鼻科の医師が25日朝に死亡しました。
>この医師は武漢で新型コロナウイルスの対応にあたっていて、不整脈などの持病があったということです。
>詳しい死因はまだ明らかにされていません。
>中国のSNS上には「医療関係者の負荷が重すぎる」というコメントが寄せられました。


これ↓が現実に……

「土屋先生……」起こしては悪いと思いながら、田辺は思わず声をかけた。「椅子をならべて横になられたらいかがですか? 先生……」
 そっと肩に手をあてた時、田辺は椅子に腰かけた土屋医師が、呼吸をしていないことに気がついた。
2020/01/25(土) 19:37:20.47ID:o6LCOCl6
中国共産党という政治体制の下では、出てくる情報が小出しに過ぎてなぁ…
とっくの昔に感染者は公表の十倍以上、死亡者も現在発表数よりも
遥かに上回るなんて話もあるしな、実際、中国国内では完璧にパンデミック状態なんじゃね?
2020/01/25(土) 21:41:57.51ID:coMZZEMz
週末、中華街で飯食う予定キャンセルした
2020/01/25(土) 21:55:19.57ID:o6LCOCl6
>>271
春節で日本に『避難』してくる中国人の群れが恐ろしくてたまらんわ💦
そもそも、中国国内では武漢以外の他の都市ではほとんど感染者の報告がされてないのがもうね…
武漢と外国でしか感染者が報告されてない事から『愛国ウイルス』と揶揄されてるらしいし。

古い情報かな?
2020/01/26(日) 06:47:27.02ID:rlvaNFm6
>>254
このシーンを佐藤さとるの「だれも知らない小さな国」と比べると同じ時代でも
人それぞれだなぁ…と思う
274名無しは無慈悲な夜の女王
垢版 |
2020/01/26(日) 13:49:03.17ID:64oACxZV
>>270
「見知らぬ明日」が笑えんな。
2020/01/26(日) 15:44:47.77ID:YhyjPfbv
>>274
変わってないよねぇ
2020/01/26(日) 23:22:29.13ID:UXDqJFyL
>>273
佐藤さとるはたしか戦時中、南方で戦死した海軍将校の子息だからおのずと扱いは違ってたはず
それでも横浜大空襲は巻き込まれてるけど
2020/01/27(月) 15:33:28.74ID:0BUkN3hu
復活の日冒頭の病院の描写が武漢の病院の実情そっくりだそうだ
2020/01/27(月) 19:40:47.54ID:4wTWXiVQ
>>277
復活の日の冒頭に病院のシーンなぞない。
2020/01/27(月) 22:47:45.91ID:dEFWthQJ
>>277
冒頭じゃないが「日本」の章のこの描写のことだろう

 下町のK―病院のまわりには、ここ二週間ばかり、朝六時ごろから、容態を見てもらおうとする人がつめかけていた。
午前十時ともなれば、待合室にはいりきれない人が、外に人垣と行列をつくり、不安な表情でひしめいていた――
小さな石が一つ、そこへ投じられれば、突然パニックがまきおこり、人々は先をあらそって病院の入口に殺到するかと思わせるような、危険な感じだったにもかかわらず、
実際はふだんの時よりも、人々はかえって秩序正しく、その秩序は群衆全体の内面から湧き上ってきているようだった。
小さい子供をつれた母親が後尾につけば、それはたちまち、次から次へと最前列におくられた。ぐったりとなった赤ン坊をかかえて、息をきらしてかけこんでくる若い母があれば、たちまち列がわかれ後の方から声がとんだ。
「前の奴、かわってやれ!――先生にそういえ、赤ン坊だぞ!」
 人々は大てい眼をうるませ、赤い、熱っぽい顔をして、いやな咳をしていた。のどに繃帯を巻いているものもたくさんいたし、マスクをかけているものもいた。
――ふだんの時とちがうのは、このたくさんの群衆が、あまりしゃべらないことだった。
内面的な恐怖――それもどっちつかずの恐怖が、彼等の一人一人を内部できりはなしているようだった――午前から午後へ、と、人々の数はますますふえていった。
一週間前から、病院側では、玄関の前に、仮設のテントを張り、簡単なベンチももうけた。
年寄りと子供が、ほとんどベンチを占領した、それでも大部分の人々は、めっきりあつくなった五月末の太陽をあびながら、じっと待っていた。
日射病にかかったように、突然顔色がまっさおになって、すうっとたおれる人がたくさんいた。――そして肩に手をあててみると、そのまま死んでいる人もいるのだった。
2020/01/27(月) 22:49:07.10ID:dEFWthQJ
 戦争といえば、病院の中は戦争同然だった。
ワクチンの注射、解熱剤、強心剤、抗生物質の注射――病院はどの部屋も高熱重態の患者で満員であり、耳鼻科、外科、眼科、産婦人科の病棟までつかわれ、廊下の長椅子までベッドにつかわれていた。
医師たちは、ほとんどが不眠不休であり、中には覚醒剤やビタミン剤、栄養剤などをうちながら何十時間もぶっとおしで、患者を見ている医師もいた。
――外科の方は、激増しはじめた交通事故のけが人がひっきりなしにはこびこまれてくるので、外科医たちは手がはなせず、かわって眼科や耳鼻科、皮膚科などの医師たちもチベットかぜ♀ウ者の応対に動員されていた。
しかも――すでにK―病院勤務の医師たちの間で、死亡したものが三名いた。
看護婦の中にも、ワクチン接種をやったにもかかわらず、重篤患者が出はじめて、平常のほぼ三倍強の業務量を強制されているK―病院では、篤志看護人や、医学部の学生まで手つだいに来てもらっていた。
2020/01/28(火) 02:27:36.51ID:Fq4lv7Gg
復活の日には「DNA」という表記は登場しないんだよな。
まだ一般的な用語ではなかったためか?
2020/01/28(火) 03:07:18.97ID:00qcQy+5
>>280
その文の中に出てくる『覚醒剤』っていうのはヒロポンの事かな?
にしても、改めて読むと鬼気迫る臨場感だね…
武漢の病院じゃ、本物の医者とかはとっくの昔に逃げ出していそうな気がするが…
2020/01/28(火) 03:37:47.02ID:ki8OHTyi
軍の医療部隊が投入されるよーだけどね・・・
2020/01/28(火) 03:51:49.15ID:00qcQy+5
いよいよ制圧か…?

なんてのはともかく、実際はもう中国国内はパンデミック状態じゃないんかね?
発表される罹患者が少なすぎるし、共産党政府の対応が遅すぎる。まぁ、これは日本政府にも言えるが…
2020/01/28(火) 12:37:45.65ID:2ygtja3R
南極に引っ越すかな
2020/01/28(火) 13:51:24.80ID:D7EAAlTf
>>285
南極を汚染するなやw
287名無しは無慈悲な夜の女王
垢版 |
2020/01/28(火) 16:36:10.41ID:RyUiAVow
>>285
女を襲わなければエエよ。
2020/01/28(火) 16:40:52.10ID:NNXmCWIt
南極行くと物体Xに襲われるよ
2020/01/28(火) 16:44:50.65ID:NNXmCWIt
小松作品だつたと思うんだけど
ショートショートに「サンドイッチ」のが有るんだが
アマチュアの賞とった作品集で同じ「サンドイッチ」読んだんだけと審査員はザルなのか?(;´・ω・)
「メロンパンにはメロン入ってない」と「鶯パンに鶯入ってない」ってのもあったなー
2020/01/28(火) 16:58:24.32ID:J6emzUj1
>>286
実際問題、「復活の日」刊行当時なら南極で生き残れただろうけど
現在だと、温暖化もそうだし基地も増え当然人口と旧世界との行き来が増え、観光ツアーまであるわけで
さらにネットの発達で「南極がまだ無事!」ってのがわかったらすぐ客船ヨットそのほかあらゆる手段で押し寄せてきて

かえって「地球の長い歴史にとっては、ごくありふれた、ささやかなドラマ」になってしまうんだろうな
2020/01/28(火) 17:23:37.21ID:D7EAAlTf
>>290
霊長類は南に行くんだよ。

行くんだよ
2020/01/28(火) 18:38:11.08ID:viZ5Ekev
>>289
それってどんな話?
ハムサンドの話なら、知ってるが。筒井兄弟のお歳暮が発端。
2020/01/28(火) 19:10:32.40ID:fI7eLcJC
タイトル覚えてなかった 「ハムサンド」なんだと思う。アマチュア作品のタイトルは「サンドイッチ」だったと思う。
294名無しは無慈悲な夜の女王
垢版 |
2020/01/28(火) 19:11:24.87ID:HemRVvQP
武漢に核兵器を打ち込んでウイルスを無毒化しよう
2020/01/28(火) 19:38:33.33ID:OhmrCiRo
>>294
もう遅いだろw
2020/01/28(火) 19:55:12.37ID:FhJG4qnb
>>281
核酸と言っているね
2020/01/28(火) 20:00:12.87ID:FhJG4qnb
>>291
飛行機と船の場面がトラウマ
2020/01/28(火) 20:10:47.57ID:Uy8LUBN2
>>296
リンスキイ核酸は結晶化するんだから二本鎖DNAなんだけど、ミクソウイルスの遺伝子は一本鎖RNAなんで、「乗って感染する」設定に整合性がない
途中で気がついて「核酸」に統一したのかもね
少し後で書かれた「継ぐのは誰か?」には、「DNA作用薬」というタームが出てくるね
2020/01/28(火) 23:12:47.43ID:viZ5Ekev
>>293
なるほど、ハンサム兄弟ってオチか。
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