70年代は終末ブームとはいえ、日本だけが消えてなくなるなんて絶対ありえない絵空事だったからこそ、
そういう結末のフィクションを制作できたし観客も楽しめた。
しかし現在では、(物理的に海に沈んだりはしないが)
近い将来に日本という国が消滅する現実的予感を多くの日本人が切実に抱いているので、
せめてフィクションではぎりぎりで破滅が回避される救済的結末が求められている、とか?