『2010年代海外SF傑作選』読んだよ。ケン・リュウ、ティドベック、チャンは既読だった

トライアス「火炎病」 幻覚の症状をARで再現ってアイデアはすき。後半の展開はきらい
ハオ景芳「乾坤と亜力」 ニンゲン理解不能とか言ってるAI伝統芸的萌え。先行収録とか短編集の販促か?
ニューイッツ「ロボットとカラスが〜」 ふつうにいい話。瀬名秀明っぽい
ワッツ「内臓感覚」 ふつうに酷い話。シリアスなディテールの割に起こってることがギャグ
ミラー「プログラム可能物質〜」 ポリマー怪獣とゲイの痴情のもつれ、あんま関係なくない?
ユウ「OPEN」 とぼけた味とさみしい味の配合が良し。短編集だしてほしい
陳楸帆「果てしない別れ」 異生物との曖昧模糊とした走馬灯共有。ピンとこなかった
ミエヴィル「“ ”」 こういうホラを楽しむ素養がおれにない。すきなひとはすきなんだろうな

読者も多いだろうリュウとチャンでページ半分埋まってる…やっぱ他にいっぱい入るやんって思っちゃうな〜
なんか中国勢や新刊ある作家を推したい出版社側の思惑と編者の趣味がどうにか合致した、みたいなバランス
既読がなければ大充実だけど個人的には腹ふくれなかった。地に足着いたニューイッツとワッツがいい感じでした