古代共和政末期のローマは
正に特権エリートと無学の貧困層の
超格差社会で、上に上がれないのは
自己責任だ!の世界だったらしいからな。
そこからカエサルやアウグストゥスが
誕生して帝政となって数世紀後に
東ローマの専制が生まれた。

銀英伝と違うのはカエサルやアウグストゥスは
貧困層の味方をして弱者救済を行い、
民衆の盲目的な信頼をバックに終生
絶対権力を握った事で特権エリート階級を
侍らせて一転して民衆を苛烈に弾圧
した訳でわ無い。
むしろ特権階級を弾圧してその財産を没収して
貧困層に配った。

んまあ、
小説やアニメではルドルフが
弾圧した共和主義者や作った特権階級が
元々どんな階層の人々だったか描かれてないし、
ルドルフの悪政は同盟側の視点が主だから、
案外カエサルと同じ事してて、
共和主義者は銀河連邦末期の特権エリート階級、
後の貴族階級は元々無学の貧困層出身で
ルドルフに才能を見出されて取り立てられた連中で、
苛烈な弾圧の実態はこれまで散々甘い汁を
啜ってきた特権エリートへの報復で
当時の帝国民衆の圧倒的大多数は
ルドルフが死ぬまで盲目的な支持をしてたのかも知れん。