まず動的型の根本的な慢性的ともいえる文法上の悩みの種は
どうにかして変数宣言をなくしたい欲求にかられるって点にある
動的型であるから変数宣言に型を書く必要がないので
なんとかして変数宣言自体をなくしたいっていう
まぁ分からなくもない
しかしながら変数宣言には変数の型を決める役割があるのとは別に
「変数のスコープを決める」という役割もあったわけで
安易に変数宣言を削除してしまったRubyやPythonのような言語は
大体において変数のスコープが奇妙なことになっているのじゃ
例えばRubyにおいては「@」であったり、ブロックローカル変数であったり
Pythonであればnonlocalであったり、なにか場当たり的だし
実質的な変数宣言の一種のような気もする
あと、if文や繰り返し文の後ろに続くブロックなどでスコープを持てなくなって
しまったりもな、なんせ、文法上、宣言を代入で代用しているから
代入と宣言の区別がつかないような状態で、かゆいところに手が届かない
だから結局、実は変数宣言は有ったほうが良いんじゃね?ってなって
ならついでに型も書けばってなって、今はさらにこれに加えて
型を書きたくなければ型推論使えば?ってことにまでなっちゃってる
型推論使えば変数宣言をする手間はほぼなくなるし
スコープを細かく制御できるようになるんだから
もう変数宣言が無いことはメリットにならなくなってしまった
まぁこんなのは氷山の一角でジャブだ
コンパイラによる型チェック云々言いたくなるところだがそれ以外にも
文法上の問題としてこういうのもあるということ
その他にも実行性能であったり、ドキュメントの自動生成であったり
リファクタリングの容易さであったり
IDEの入力補完etcのサポートのしやすさであったり
人間も型があったほうが読みやすいんじゃないかとか
結局コメントで型を書いてるんじゃね?とか
色々あるわな
なんか複合的なんだよ
動的型がここまでケチョンケチョンになるとは流石に想像できなかったわ